河竹会ブログ

命を守る人

ワタクシ 竹田は、 猫を2匹飼っています。 この2匹が ものすご~く ご長寿ネコでして、 取材も来るほどなんです。

長生きなので、 まるで人のように 暮らしています。

一人は、 れンちゃん、 間もなく21歳です。 人間でいえば、 100歳を超えています。

もう一人は あいちゃん、 23歳です。 人間でいえば、 110歳を超えています。

猫も年をとると、 いろいろあります。 21歳のれンちゃんが、 5月から体調を壊して 毎日病院に通っています。

今日は、 諫早の病院まで行ってきました。

貧血の治療をしています。 変な話、 れンあいちゃんの治療には、 7人の獣医師の先生方に係わっていただいています。

私は 勝手に 「チームれンあいちゃん」と名付けています。

実は、 生徒の皆さんの中で 獣医師志望の生徒さんが かなりいます。

獣医学科は、 近年偏差値がうなぎ上りで、 競争率も かなり高いのです。

人間の医師になる方が簡単かも? 募集人数が、 どこの大学も20名など 少数です。

かわいいペットの命を助けたいという純粋な 少年少女の志は、 大切にしたいものです。 しかし 獣医師をめぐる環境は決して 安住なものではありません。

変な話、 人間の医師の平均年収と比較しても ずいぶん 獣医師の方が下なのです。 (1000万円を下回っているようです。 流行っている病院は、 そんなことはないと思いますが・・・)

メリットは、 保健所など公務員に採用されるのは、 有利だということです。

しかし獣医師になった以上は、 かわいいワンちゃんやねこちゃんを治療することが きっと夢だと思いますから、 公務員というのは、 あまり希望しないでしょうね~

いずれにしても 獣医師免許を手にするのは、 かなり難しいということをぜひ 知っておいてください。

センター試験も8割はとらないと 合格は難しいでしょう。 (私立は別)

私もかかりつけの先生に、 治療をしながらいろいろうかがうのですが、 なかなか大変なようです。 馬や牛、 豚など大動物も扱わないといけませんから、 獣医師への道は、 思い描いている世界とは 少し違うかもしれません。

そして 永遠に勉強です。 医学の進歩は目覚ましいものです。 獣医学も 同様。 新しい知識や技術を学んで臨床に生かし、 一頭でも多くの動物の命を救わないといけません。

獣医師の資質として、 小さな命の前に謙虚に研究し続ける熱心さが あると思います。

れンちゃんは、 まさに 最先端の治療を施していただいています。 もちろん 飼い主の私も 相当勉強しました。 最先端の治療に至るには、 情報収集が何より大事です。 今は ネットがあるので、 情報も手に入りやすくなりました。

こんな熱心な飼い主(笑)を相手にする コミュニケーション能力も 獣医師には、 必要です。

命を扱う人は、 誰よりも熱心に勉強して 誰よりも謙虚な姿勢で、 命を守る使命感にあふれる人であることが必要だと思います。 人間は、 ここが痛い、 具合が悪いと言葉で言えますが、 動物たちは 言葉が言えません。 その子たちを守る愛にあふれている人に獣医師であってほしいと願います。

獣医さんになりたい生徒の皆さん、 夢は大きく描きましょう。 そして その夢が現実になるように 日々の積み重ねを確実に実践しましょう。

皆さんの夢が実現できるように 私は 支える仕事を一生懸命していきたいと思います。

 向かって左(グレーのねこ)が れンちゃん(21歳)、    右(しろいねこ)があいちゃん(23歳)

 

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