河竹会ブログ

指導の工夫

今 竹田が一生懸命取り組んでいることは、 LDが疑われる生徒さんの学習指導です。

LDとは、 Learnning  Disabilityの略で、 一般には学習障害と言われています。 障害という言葉を使うと、 何か特別な能力の欠陥があるかのように思われがちですが、 実は 最近の生徒さんには 程度の差がありますが、 極端に何かができないという生徒さんが以前に比べ増えているように感じます。

たとえば、 知的な部分では正常なのにもかかわらず、 計算だけ極端にできない、 漢字だけ書けない、 という具合にある特定分野だけ不得手な状況があります。 どのくらい極端かと言うと、 50点満点(1問1点)中の漢字テストが、 5点未満(10%以下の正答率)という具合です。

ここまで極端でなくても、 50%未満の正答率の場合、 LDがないか 少々気をつけて見るように心がけています。

LDの生徒さんは、 注意欠陥や多動性の傾向を伴うこともあります。 ですから 忘れ物や宿題忘れも発生しがちです。 教える側からすれば、 注意する側面満載です。 しかし 口やかましく言えば言うほど 状況は悪くなっていきます。

教える際は、 どこを直せばいいのか具体的に指導してあげる必要があります。 それも 2回3回4回と根気よく指導しなければなりません。 そして できたら、 大げさなくらいほめて自信をつけてあげることが大事です。

そして通常の教材では、 集中力が続かなかったりします。 そうすると また注意場面になりますので、 集中できて(早くできて)楽しいと思えるようなクイズバージョンの工夫が必要です。 こういう教材は、 LDの生徒さんでなくても やりたくなります。

今 教えている生徒さんは、 小学5年生です。 でもやっている漢字は、 小学3年生です。 4月・5月で 小学1・2年生の漢字を覚えました。 これから 小学3年生・4年生の漢字へと進みます。 できれば、 夏休み中に現在の学年に追いつきたいと考えています。

でも なかなか 暗記するのは、 大変です。 何回も繰り返さないといけません。 そして 繰り返すと思うのは、 ものすごく強い癖があるということです。 最初に 強い何か印象的な部分があって、 その記憶が入り込んでしまうと、 その記憶を除去するのは大変です。 根気がいります。

また別の生徒さんですが、 少しLD気味かな?と思われる生徒さんの漢字の書き順がめちゃくちゃで、 字のバランスがとれていないのです。 どうして こんなにめちゃくちゃなのかと思って、 保護者さまにうかがうと、 学校の先生が書き順がめちゃくちゃで字も汚い先生に教えられたそうです。 まさか!と思ったのですが、 授業参観で ビックリしたそうです。

最初の導入は、 大切です。 三つ子の魂百まで!

いいものを 携えてあげたいですね~

(書き順をタブレットで確認しながら、 漢字練習をする生徒さんー上記の内容と この生徒さんは関係ありません。)

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