河竹会ブログ

受験は重いよ!

 昨日 帰りがけに ある中学3年生が 「ぼく(私)は、 ○○高校の××科に合格しますか?」と唐突に聞いてきました。 

 私が答えに窮していると、 河内先生が横から「何ね?」と介入~。 質問を言うと、 ??????首をかしげて、立ち去っていきました。 「そんな~」とは思いましたが、 河内先生が答えられなかったのも 頷けます。 

 それは、 質問した生徒が 合格しそうにないからではありません。 

 先週の土曜日に 学校説明会があって 聞きに行っているのです。 明らかに感化されて、 私達に聞いてきたのでしょう。 

そういう質問には、 早々にうかつには答えられません。 どうしても 私達の口から「大丈夫よ!」と言ってほしいのでしょうが、そんなに容易く「合格」の安請け合いはできません。 

 中には 保護者の方でも 私達から どうしても「大丈夫! 合格しますよ!」の一言がほしいという方もいらっしゃいます。 

私達が「OK」と言わなかったばかりに、 志望校を一ランク下げた方もいらっしゃいます。 

 まだ やることもやらなくて、 合格するも何もあったものではありません。 結果ばかりを追いかけて、 途中の努力プロセスをすっ飛ばして、 結果は求められないのです。 

 合格するかしないかは、 今の時点で判断していいと言われれば、 判断します。 しかし そうなると、 ほとんどの生徒が「不合格」です。 私達から、 不合格と言われたら、 親子で ショックを受けて落ち込みます。 (聞きたがる生徒や保護者ほど、 落ち込みます。)

 実際に 私達が経験した中では、 予想もつかないほど がんばって合格を勝ち取った生徒がたくさんいます。 学校の先生も 私達も不合格を予想していたのにも関わらず、 ミラクル合格を手にした生徒は 山のようにいます。 

 ですから 私たちは 今の時点で生徒の力を決めつけて 判断しないようにしています。 子供たちには、 計り知れない
能力が隠されています。

 「合格しますか?」という質問より 「どうしたら合格できますか?」「毎日の勉強は、 こうしようと思いますが、これでいいですか?」というような建設的な質問がほしいものです。 その方が、 ずっと現実を見ていると思います。 

 いずれ 望もうが望むまいが、 合否に関しては 本人・保護者の皆様にお伝えしなければならない日がきます。 

 その時になって、 後悔しないような勉強をして下さい。 現時点での結果は、 「合格」という目標です。 

 目標に向かって 突き進む 強い意志を持ってください。 どんな誘惑にも打ち勝つ 我慢強さを持ってください。  そう! 受験は、 自分の中にある 甘えた心のとの戦いなのです! 他人や親との戦いではありません! 

 自分に打ち勝てた時、 「合格」を手にします~ そして 自分に自信がもてます。 次の目標や困難を乗り越える力が身につきます。 

 そうやって 人は成長していくのです! 

 軽々しい気持ちで、 「占い」を聞くかのように、 努力もしないうちに私達に合否の可能性を 聞かないで下さい。 

そんなに 軽いものではありません。 人ひとりの人生がかかっているのです。 

私たちは、 皆さんが考えているより、 受験をずっと重く受け止めています。 

  

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