中3の皆さんは、 後半に入って 覚えるスピードが少しずつ 速くなってきたようです。
前半と比べて、 点数も上がってきました。
訓練とはいえ、 恐ろしいものです。 30しか覚えられなかった生徒が、 80覚えるペースができてきました。
しかし、 実践問題を解く力は、 まだまだ…
正直言って、 学校に行っている時間がほしい!と言いたいのですが… クレームがきそうです(泣)
でも 時間をかけて 練習させていったら、 確実に力がつくと思います。
生徒の皆さんにしっかり覚えてもらうのには、 絶対覚える!という覚悟を決めて とりかかってもらうこと、 そしてそれを 真剣に サポートしてあげることが、 必要です。
訓練次第で、 子供たちの能力は ぐんぐん伸びていきます。 一瞬 限界かな?とも 思いますが、 その限界にむかって がんばって、 クリアできると、 また 限界はさらに 伸びます。
そうやって、 ちょっと 力的には 求めすぎているかな?と思うくらいがちょうどいい伸び方を示していきます。
その限界が 上へ上へと上がっていくことで、 最初は とてつもなく 高い目標だったことが、 手中に 収まるのです。
これまで 勉強しないといった 相談を していらした ある 保護者の方が、 こんなに勉強するのを 初めて見た!とおっしゃっているのを、 つい先日 お聞きしました。
確かに そのお子さんは、 ほとんど 毎回満点を取り続けています。
絶対に合格したい!という強い 意志が 働いています。
3月に入会された 生徒の一人が、 なかなか覚えられないということを言っていましたが、 夏休みの連続小テストのおかげで 本当に覚えるのが早くなりました。
私自身、 能力がないのか?と 思っていたのですが、 やはり そうではありませんでした。 これまで やらずにきていたので、 できなかっただけなのです。 自分でも ダメだと思っていたことも、 覚えられない要因だったと思います。
覚えることは、 特別なことではありません。
小学生の頃から、 家庭学習や 宿題をきちんとやるという習慣がついている子供は、 覚えることにそれほど苦労をしていません。 中学生になっても できないのは、 小学生 いや もっと小さい頃、 2歳から 始まっていると思います。
脳の発達や 心の発達 周囲への適応力 など 社会性を持った人としての 始まりは、 立ち上がって 言葉を発するころから 急速に 進みます。
近年は 働いているお母さまが多いので、 なかなか思うように 子供に手をかけられないとおっしゃいます。
無理もないことです。 しかし 大事な 幼少期は 取り返しがききません。
行動習癖や耐性は、 「三つ子の魂百まで」というように 結構 幼い段階で 決まっていきます。
ですから、 成績が悪い、 低学力という 問題を抱えているお子さんには、 生育暦を お聞きします。
どこに 問題点が あったのか? ひょっとしたら、 お母さま自身が悩んでいらしたことも あるかもしれません。
私もいっしょに考えるようにしています。
しかし中学生というのは、 親が関わるステージとしては、 最終段階に近いと思います。 幼少期に うまく 対応ができなかったとすれば、 やり直すには 時間が必要です。
中学生・高校生は 本人が 自分で自分を変えていく 自立の中で 変容を求めていくべき 段階です。
本人は 苦しいかもしれませんが、 乗り越える 壁でもあります。 勉強は、 そういう意味では 訓練の場でもあります。
長い間 身についていなかった 学習習慣を つけようとしているのですから、 大変なのは よく理解できます。
でも 必ず できます。 自分が 強い心で 望めば、 必ずできるようになります。
今 少しずつ 実感できている皆さんが いると思います。
夏休みの最後に がんばってよかった! と言えるように 最後の 締めくくりに向けて、 ラストスパートのチャージをして下さい。