小学校から中学校の勉強に切り替わる時、 生徒の皆さんが一番苦労するのは、 「暗記」です。
小学校の授業や試験では、 「覚えること」を あまり重要視していません。
しかし 中学校になると 試験があります。
教科数も増えます。
試験範囲の量もあります。
いきなり 「覚えなさい」と言われて 戸惑うことは、 中学1年生の皆さんには多々あることです。
しかし 覚えないことには 始まらない中学校の勉強ですから、 河竹会では 中学1年生の皆さんには、 覚える訓練を最初にしてもらいます。
4月1ヶ月かけて 英単語を覚えてもらいました。
やっと 9割の皆さんが、 満点を取れるようになりました。
しかし 1割の生徒さんが、 なかなか満点が取れなくて 苦労しています。
昨日は 補習をしました。
覚えられなかった生徒さんに、 覚え方は 指示していたのですが、 なかなかその通りに実行していなかったようです。
覚えられないのは、 能力よりも 「やっているか やっていないか」 の方が原因としては大きいのです。
よく 私が言うのは、 「先生の言う通りにしなさい。 そうすれば 必ず覚えられるから!!」というセリフです。
でも その通りに「実行する」というのは、 なかなか最初は難しいのかもしれません。
やらないのは、 勉強する習慣がなかったり、 生活習慣がダラダラしていて 勉強する時間を取れなかったりすることが原因です。
目の前で 昨日 やらせたところ、 ほぼ全問 覚えることができました。
「やればできること」が その生徒さんには わかったと思います。
「がんばったね~、 できたじゃん!!」と私が言うと ウレシそうにしていました。
自分でも不安で自信がなかったのだと思います。
「でもね・・・ 私は 毎日 あなたのお勉強に付き合うわけにはいかないのよ~、 誰も見ていなくても 自分ひとりでできるようになりましょうね~」 と心ひそかに思っていました。
一度に 多くのことを求めても 本人にとっては、 つらいですよね?
次の課題ということで、 私も見守っていきたいと思っています。
それにしても 小学校で もう少し力を入れて 勉強させて欲しいですね?
毎年 苦労している中1の皆さんを見ていると つくづく 小学生からの勉強の習慣づけは、 大切だと思います。
「トップは望みません。 人並みでいいから 勉強についていけるように~」という入会時の保護者の皆様のお言葉に応えなければと 思うのですが、 私のホンネを言えば、 「人並みになる努力」って そう軽々しいものではありません。
「人並み」の基準って 思っているより高いものです。
学力は 中学生からではありません。
今年も苦労する中1を見ていて つくづく思います。
河竹会ブログ