河竹会ブログ

号泣

 今日は 卒業生 泊 剛史 君の 結婚式です。 夕べ 遅く 台風の間をくぐって、 福岡空港に 着きました。 間に合って よかった よかった!

 写真で 拝見していましたが、 本当に 美しい 花嫁さんです。 実際に 会って お話してみると 優しい 柔らかなそれでも しっかり している お嫁さんでした。 本当にいいお嫁さんに出会えてよかったね? 

              

 「泊のどこが よかったの?」 と お嫁さんに聞くと、 「結婚して下さいと 頼み 倒された~」と言っていました(笑) 

やるね~ 泊!! でも 情にほだされたわけではなく、 剛史君の 誠実さに 魅かれたのですね?  

 泊の良さをわかってあげられる人は、 素晴らしいと私は思います。 

 それにしても 今日の結婚式は、 本当に よかった! 

 司会は、 弟の大策 君! 大策が これまた よかった! お兄ちゃん 思いの 大策 君が あふれていて、 心からお祝いしている姿が また 感動でした。 

 思わず マイクを 私が奪ってしまい、 「それでは 大策君から お兄ちゃんへのメーッセージを」と振ってしまいました。

                

 もう それで ダメです。 号泣の一歩手前…。 ごめんね~ 泣かせてしまって―。

 ご出席の皆さんが 心温まる方ばかりで、 素敵なスピーチの連続でした。 常時 笑いに包まれたホットな披露宴でした。 

              

 しかし最後の 剛史 君の挨拶には、 やられました。 泣きました。 泣かされました。 演出ではなく、 自然に涙があふれてきました。
 たぶん あの席に 立ち会った皆さんが 感動していたと思います。 

 これまでの 自分を振り返ってのご挨拶でした。 

 彼は 高校入試を 失敗し 南山高校に 進学しました。 その後、 名古屋商科大学を卒業し、 イギリスのオックスフォード大に進みました。 院を卒業し、 MBA(ビジネススクールを卒業)を取得し、 帰国。 凸版印刷に就職し、 現在 本社がフランスにあるザカティーコンサルティング(株)に勤務しています。

(*MBAを取得するのは、 かなり難しいと言われています。 中には 断念する人もいます。 取れずに 自殺する日本人がいるなんていう話も一時はよく聞きました。)  

 剛史君は、 はっきり言って できがいいほうではありませんでした。 今日も 「三単現のSを私に教えてもらった~」と本人は言っていましたが、 確か 5回説明しても わからないぐらい理解力が 伴わない生徒でした。 でも 今は 英語ベラベラ。 ですから 経済の最先端を行くような 今の姿を あの時 誰が想像したでしょう。 

 でも 努力に努力を重ね、 ここまで きました。 本当に たたき上げの 努力と根性の塊のような 剛史 君です。

 今日の 挨拶の中で、 こんな話がありました。

 ―英語に目覚めて いろいろ 助言をもらったのは、 河内先生と竹田先生。 本当に よく相談にのってもらいました。 
 「自分が イギリスに行きたい」と言った時、 お母さんが 黙って 「わかった、 お金は心配しなくていい、 私からお父さんに言っておくから」と 言われました。 その気持ちに応えるように がんばらなければと思いました。― 

その後は、 涙で しばらく彼の口から言葉が出てきませんでした。 

 私も その時のいきさつは 聞いています。 お母様は、自分の給料全部 注いでも 息子の留学したい気持ちに 応えたい!とおっしゃっていました。 

 失礼ながら 泊 家は、 普通のご家庭です。 余裕があって イギリスに送り出したのではありません。 子供の気持ちに応えたい 親の愛情だけで 送り出したのです。 

 応えた お父さま お母さまも素晴らしい― でも それを ちゃんと受け止めて立派に 成果を出した 泊も素晴らしい!

 こんな素敵な瞬間に 出会わせていただけた 幸せに 私は 感謝です。 本当に 教師冥利につきます。 

 これを聞いていた 大策も 号泣~~~ぅ 司会がしばらく止まりました(笑)

              

 最後の 一本締めの 方も 胸が詰まって 言葉が出てきませんでした。 感動って こういうことを言うのだと思います。 

 本当に いい結婚式でした。 心がこもった 皆さんの愛が いっぱい詰まった 式場でした。 

 ありがとうね~ 泊 兄弟! それから 彩さん! 

              

 お父さま お母さま が 注いだ 愛を 受け継いで、 温かい 家庭を築いて下さい。 本当に 幸せになってね。 

 お父さま お母さまへの 恩返しは、 お二人が幸せになることです。 

 また 幸せな 笑顔を 長崎に帰ってきたら、 見せてください。 待っています。 大策も 忙しいと思うけれど、 顔見せてね~ 

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