誠に個人的なことで恐縮です
今日は3月31日、 年度末日です。
私の父が 本日を持って 職を辞することになりました。
(今朝 出勤時の父です)
父は昭和11年生まれ、 73歳です。
高校を卒業してから55年にわたり、 仕事を続けてきました。
最初は銀行員として 55歳まで勤め上げ、 その後 現在の会社に 今日に至るまで14年間 お世話になりました
娘の私から言うのも おこがましいかもしれませんが、 親の背中を見せて育てるタイプの典型的な父親です。
日本の経済成長を支え そして今日のような 明日をも知れない 混乱の状態を 現場で見てきた世代です。
もう 悠々自適にしたいと 思ったようです。
退職が決まってから、 現在の職場の皆様から 大変ありがたいことに 惜しむ声をたくさん頂戴しました。
たくさん教えていただいた
いただいたご恩は絶対忘れません
まだまだ続けてほしい
先週は、 会社を上げて盛大に送別会をしていただきました
また前職の銀行の常務様はじめ有志の皆様にも 送別会をしていただきました
父を見ていると 惜しまれて まだ余力のあるうち 華のあるうちに 引き際を自ら悟っていくことの美しさを 教えられているような気がします。
もちろん 父が惜しまれるだけの 全力を尽くして仕事に邁進してきたからこその 今だと思います。
あまりに完璧な引き方に 娘としては ぐうの音もでないほど、 見事と言うしかありません。
一昨日見た 満開の桜が、 今の父ではないかと思います。
しかし… 父には、 退職後の楽しみが たくさんあって 悠々自適とはいかないかもしれません
旅行と畑仕事が 楽しみです それから 何かしら勉強しようともくろんでいるようです
私にまで そろそろ論文を書いて 勉強をちゃんとして上級ライセンスを取得しないか~と たきつけます
好々爺として ゆったり過ごすという日々ではないかもしれません。
自分の中で ずっとあたためていた今までやりたかったことを 実現していくアクティブな日々の始まりかもしれません
親は、 いくつになっても 子供に手本を示しているのでしょう。
私も ああいう生き方をしたいなあ~と言われるように 周りの皆様に感謝しながら充実した日々を過ごしたいと思います
我が家は ただ今 退職お祝いの花であふれています。
花に囲まれる世界は、 美しくそして豊かな気持ちになります。
人生の華を咲かせられるように 今を大事に 生きていきたいと父の退職で 思いました。