河竹会ブログ

お見舞い

 昨日から今日と 東京に行っていました飛行機 

 それで 昨日は ブログをスキップしてしまいました。 すみません汗 

 東京に行ったのは、 大学の頃の恩師のお見舞いのためです。 

 私がお世話になった先生のゼミは、 とても団結力が強くて 今でも一年に一回 例会が開かれます。

 
 メールでの近況報告も 情報交換がさかんです。 

 先週 先生が危篤状態に陥ったというメールがきました。 一時は 心肺停止状態。 

 
 しかし 東京の聖路加国際病院に 運ばれて 一命をとりとめました。 全く動くことができず、 半植物状態とも聞きました。

 私の同級生や先輩が 先生のところに お見舞いに行くと、 かなり強く反応されるとメールメールピンクにありました。 

 大学生の頃 大変お世話になった先生です。 

 「私が行っても わかるかしら?」と 思いながら、 昨日 東京築地の聖路加国際病院を 訪ねました。

 聖路加国際病院は、 理事長の日野原先生で有名な病院です。 

 途中の歩道の紅葉も 長崎に比べ進んでnextいます。 

              

  
 初めての道を 進むと 病院の手前に 聖路加看護大学があります。 立派な建物です。

               

 
 そして 聖路加国際病院。 

        

 日本一の手厚い医療と看護が受けられる病院の一つです。 

 
 簡単に入院病棟には入れないようにセキュリティチェックが、 厳しくて 驚きましたびっくり 

 先生の病室をのぞくと、 いろいろな機械につながれている先生が一人でした。 

 私が 一生懸命 声をかけると、 天井を向いていた視線が、 私の方へと移りました。 

 そしてじっと見つめて、 左手を動かそうとされます。 

 そのうちに 先生の目に涙が いっぱいたまってきました。 

 私だとわかってくださったようです。  

 私は嬉しいのと 先生がかわいそうなのと両方入り混じった 笑い泣き状態でした。 

 ご家族の皆様には お会いできませんでしたが、 先生はじゅうぶん 私を歓迎してくださいました。 

 帰りに 「また来ますね?」と私が言うと、 何か お話しようと 口が動きました。 

 何を言おうとしたのか? たぶん 「ありがとう」とか「がんばれ」とか 言いたかったのではないでしょうか。 

 教え子の訪問に強く反応して 回復が促進されるということで、 私も東京まで出向いたのですが、 「先生」として 教え子の励ましが 「生きる」ということにつながっていることに 胸が熱くなりました。 

 先生は、 小学校も中学校も行っていません。 家が貧しくて 学校に行かせてもらえなかったと学生の頃 聞きました。 

 苦学して 奨学金で 高校・大学と卒業された大変な努力家です。 

 私たちは、 学生の頃から 挨拶・返事をはじめとする「礼儀」 そして どんな人にも優しい思いやりをもって接する「親切」と 何回も何回も 先生から言い聞かされました。 

 「礼儀と親切」をもって 人に接しなさい。 「夢とロマン」をもって 未来を切り開きなさい。 と口癖のようにおっしゃっていました。 

 その 教えを守っている優秀な卒業生が ゼミ生の中に たくさんいます。(私などは 末席も末席) 

 私たちは その教えを 次の世代に渡していくことを使命と考えています。 

 私は ホントに偉大な先生に教えていただいたと 今さらながら感謝しています。 

 
 先生の専門は、 国際経済論。 

 発展途上国に対して 貧しいからとお金をあげるのではなく、 発展途上国の人々が 自立して豊かな暮らしを得られるように「技術」を教えてあげることが 大事だという「技術移転」を主張された方です。 

 「豊かだ」「貧しい」という一基準ではなく、 ホントに現地の人々のためになること、 役にたつこと、 それも一時的ではなく 恒久的に 援助になることを 真摯に求め続けた先生です。 そのベースが「礼儀と親切」だったと今 改めて 私はその尊い精神に感服しています。 

 かつて発展途上国と呼ばれた国々の 専門家の中で、 今でも先生の名前は 知られているそうです。 

 東京の地を 歩きながら、 通産省の審議官として会議に出席される先生を追いかけて お弁当を手渡したり( 私が作って持っていっていました…あの頃は 偉かった私たらーっ(笑))、 論文を提出して ホッとしていたら、 先生から「すぐ外務省まで この論文を持っていきなさい」と言われ、 虎ノ門まで走ったGO!ことなど 思い出しました。 

 後にその論文は、 賞を受けることになります。 私がフィールドワークで 努力したり一生懸命取り組んでいたことを きちんと見てくださっていた先生です。 

 私も先生のように!と 言いたいところですが、 あまりにも偉大で そんなことを言うことすら できないと恥じ入ってしまいます。 

 一日も 早い回復をと 祈らずにはいられませんでした。 

 帰りの飛行機に乗る直前、 空港のショップをのぞいたら、 「あら~ これって!ラブ

 そう あの北京オリンピックで金メダルを取った 水泳の北島選手の実家が作っているメンチカツサンド!

           

 これは 買って帰らなければ! 

 
 高校3年生の皆さんに、 金メダル王冠を目指せ!とばかりに 食べてもらいました~

 ご利益を期待していますラブラブラブ。 

 寒い北風の東京でしたが、 なんとなく 心暖まる思いを抱いて 長崎に戻ってきました~ラッキーラッキーラッキー

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