これって 何だと思いますか?
小学5年生の生徒さんが、 作った 夏休みの自由研究です。
夏休みにお母さまと長崎から金沢までJRで旅行した記録です。 ちゃんと切符も とってあって貼ってあります。
日本地図も 書いて、 ステキな思い出ですね~
お母さまとどんなお話をしながら、 長崎から金沢まで 行ったのでしょう?
おいしいお弁当も 食べたのかしら? なんて 私の想像は、 もくもくと広がっていきます。
日ごろは、 あまり口数が多い生徒さんではないのですが、 ホントに心から楽しんだ様子が 伝わってきます。
夏休みに旅行をされるご家庭は 多いと思います。 このような形で、 思い出をとっておくことは、 とてもいい発想ではないでしょうか?
素晴らしいと思いました
小学生の皆さんの授業が終わって、 中学生の皆さんを 待っていました。
授業が 始まって直後、 ぎりぎり駆け込みで あわてた様子で 入室してきた生徒さんがいました。
「どうしたの?」と声をかけようと思ったのですが、 そんな声かけをするまでもなく、 様子がいつもと違います いつもニコニコ笑顔が絶えない生徒さんですが、 表情がこわばっています
「何があったの?」と思わず 声をかけてしまいました。
最初は、 首をふっていた生徒さんでしたが、 「どうかしたでしょ?」と聞くと、 「うん」とうなずいてあとは 涙がポロポロこぼれてしまいました
話を聞くと、 出掛けにお母さまとケンカして出てきたそうです。
しばらく落ち着くまで、 休ませてから入室してもらおうと思いました。
私がその生徒さんの前に行くと、 涙が出てくるので、 ちょっと放っておきました。
落ち着いたかな~? と思った頃、 「大丈夫?」と声をかけると、 「お腹すいた~」と!!(笑)
お母さまとケンカしたので、 ご飯を食べさせてもらえなかったようです。
私が持っていた 菓子パンとお茶を飲んでもらって、 小腹が落ち着いた様子でした。
悲しいことや 腹がたつことがあっても、 お腹が満足すると ちょっと忘れられることってありますね?
お腹がすいていると、 悲しいことが余計悲しくなったりするものです。
なんだか 可愛らしいなぁ~と 思いました。
お腹が落ち着くと、 笑顔で教室に入っていきました。
子供なりに 言い分があって、 おそらく主張したのでしょう。 しかし 後で後悔したり、 ますます腹がたったり、 気持ちは複雑だったのでしょう~
出掛けにケンカしてくるというのは、 実は 特別なことではありません。 どこのご家庭でも経験のあることではないでしょうか?
大ゲンカにいたらなくても、 生意気言う子供の言葉にムッとすることは よくあることだと思います。
子供のために 自分の仕事のスケジュールを調整して、 一生懸命してあげているのに(食事・送り)、 なんという態度をとるの?という気持ち、 保護者の方なら 少なからず経験ありますよね~
子供たちも ムカムカする気分を引きずって、 塾に来ます。 来てしまえば、 お友達とたわいもないことを話して気分が変わることもあります。
私とお話して 気分が変わることは、 よくあります。
お勉強に集中するための セレモニーとでも言ったらいいでしょうか?(笑)
でも こういう小さなこと(小さなことの積み重ね)が、 大事なのではないかと 私は思っています。
小さいながらも たくさん悩みや思いを抱えている皆さんです。
私たち大人から見たら 微笑ましい悩みもありますが、 気づいてあげたり 手を差し伸べてあげたり、 いろいろなサポートはできるのではないかと思います。
今日も 教室に入ってくる皆さんを そういう気持ちで お迎えしたいと思います