河竹会ブログ

暗記の訓練

 中学2年生の小テストの点数が悪かった生徒を残しました。 わずか4文です。 

 覚えるのに5分もかからないのに、勉強してこなかった生徒悲しいがいます。 何回も書いても覚えられないという生徒冷や汗もいます。 
「残って仕上げていきなさい!」と言うと、ふくれっ面怒りになって 最後には泣き顔悲しいになる生徒もいます。 

状況はさまざまでしたが、 残しました。

 その中で 入会間もない生徒で 10回書いたけれども覚えられないと私に訴えてきた生徒がいました。

 私の目の前で「覚えてごらんなさい」と言うと、 英文をブツブツ言っています。 ただブツブツ言うだけです。モゴモゴ そして 時折 独り言のように 別の言葉が入ります。 さらに天井を見たり 足を見つめていたり、 机をコツコツたたいてみたりなかなか 動作が(運動が)激しいのです!(忙)

 「書いて覚えないの?」と聞くと、 「あー、 そうか」と言って 書き始めました。 しかし… 単語を一つ一つ あるいは一文字一文字見ながら、 写しています。 

 「ウーン、 これはまずいな!」と思い、 ここで私は介入しました女。 

 まずい点は、 集中していないことです(涙) 書く時に 英文を読ませながら 書かせました。 しかし 今度は読み方が違うという問題点も出てきました(痛)冷や汗 それでも 少しずつ 集中して 大きな声で読んで書くことができるようになりました。(偉い!!)パクッ 

 最初は、 一文字一文字 写していたのを、 「単語ごと 覚えて写しなさい」と言うと一文字一文字を見ないようになりました。

 補習終了予定時刻の10時45分になりました。 「どうする? 帰ってもいいよ! でも 覚えてしまいたいなら、 先生は付き合うよ!」とその生徒に言いました。 「覚えるまでがんばりたい」と言ったので、 そのまま 続行しました。 

 何回かテストをしたのですが、 どこか一箇所間違えますたらーっ。 慌てているのです。 間違えると間違えた自分に腹がたっているようですぶー。 それでも 最後は 自分で間違いにも気づくようになったので、 「よくがんばった! 今日はいいよ~」で終了しました。  午後11時20分でした。  
 話を聞いてみると、 この生徒は 覚える訓練というものをしたことがないそうです。 今まで真剣に「覚える」ということに取り組んだことがなかったようです。 だから 初めての体験で、 きついとも思ったし あせって自分にも腹がたって悔しさでいっぱいだったようです。 唇をかみしめていました。 

 暗記は、 勉強の基本の一部です。 できるだけ早く 覚えられると安心ですね? 暗記は、 繰り返しの反復練習です。 
やればやるほど、 覚える時間も短くなります。 あきらめないで、 集中して覚えましょう。  どうしても覚えられない時は、 私の目の前で覚えてみてください。 どこに問題があるのか? お答えします!!

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