河竹会ブログ

思い出すこと

 昨日、 あるお父様と電話でお話をしました。 最近は、 ありがたい事に 積極的にかかわって下さるお父様が、 以前に比べ増えてきたように思います。

 河竹会の面談にも 必ずお父様がいらっしゃるご家庭があります。 

 その中でも、 忘れられない方がいらっしゃいます。 兄・妹とお二人のお子さんをお預かりしました。 大変 愛情深く、 歴史小説が大好きな心優しいお父様でした。 
 
 ある日、 そのお父様から電話がありました。 娘が学校のことで悩んでいるので話を聞いてほしい という内容でした。

 近くの喫茶店で話を聞きました。 ポロポロ涙を流しながら、 話をしてくれました。 お父様は、 そばでじっと 一緒に聞いていました。

 その後 問題は解決でき、 本人は明るい表情を取り戻しました。
お父様からお礼の電話をいただきました。 私は、 カウンセラーになってまだ間がないときでしたので、 自分のカウンセリングに全く自信がありませんでした。 (今でも 自信があるわけではありませんが…) 

 「ありがとうございました。 先生、 どうぞ子供達を助けるために、 カウンセリングの勉強を続けてください。 助けを求めている子供達はたくさんいます。 うちの娘だけじゃないですよ!!」

 その3年後、 このお父様は 不慮の事故で他界されました。 まだ50代の若さでした。 

 今でも お父様から言われた言葉は、 私の中で響き続けています。

  

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