河竹会ブログ

自分という入れ物

 経験する事、 勉強する事、 本を読む事、 映画を見ること、 音楽を聴くこと、 日々の雑多な事の積み重ねが自分というものを形作っていくのだと思います。 

 皆さんは、 何かに衝撃を受けた、 あるいは心が震える感動を覚えたという経験はありますか?

 私はNHKのおしゃれ工房のフェスティバルに行った時、 たまたま日本刺繍を見て心が震えました。 帯や着物に施してある刺繍を見て、 絹の光沢とふっくらとした質感に魅せられてしまいました。 
 
 学校の家庭科の授業で習うのは、 フランス刺繍です。 日本にも独自の素晴らしい刺繍があったのだと知ったときには、 驚きと同時に外国の事ばかりに目を奪われていた自分を反省しました。

 それから、 草乃しずか先生の手ほどきを受け、 自分で刺繍をするようになりました。 先生のお人柄にも触れ、 楽しく学ぶことができました。

 毎年、 元旦の授業では、 自分で施した刺繍の着物を着ることにしています。(合格率が上がるのです…私の縁担ぎです)

 自分という入れ物にたくさんの感動を詰め込んで、 心豊かに生きていきたいと思います。 

  

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