本日は、 北陽台高校の 高校入試説明会に出かけました。
いつもどおりの説明かと思っていたのですが、 そこそこぶっちゃけのお話も出て、 ずいぶん公立高校も変わったな~と思いました。
どこの高校も 自校の実績を作るには、 優秀な生徒が欲しいものです。 違った言い方をすれば、 勉強したいという意欲的な生徒がほしいといったところでしょうか?
北陽台高校といえば、 長崎五校の一角をなす進学校です。
ほとんどの生徒が、 大学進学を志しています。 しかし 校長先生が言うには、 「ホントに勉強しない」
従来であれば、 1日3~5時間は、 勉強しないとついていけないのが、 北陽台の授業の進み方です。
それを 何にもしないでいけば、 結果はどうなるか わかっていることです。
「勉強しない高校生」は「勉強しない大学生」を生みます。 勉強しない大学生は、 就職活動も真剣にしません。
いわゆるニートや正社員にならない大人が増えていきます。
これでは、 日本の将来は お先真っ暗です。
子供は「 『勉強しろ、 勉強しろ』と親は言うけど、 勉強して何になるのか?」という疑問を持っています。 この疑問に的確に答えられるでしょうか? 的確にという意味は、 「子供が納得する答えを出して示せるでしょうか」ということです。
勉強しなくても 毎日が楽しければいい、 今がよければ それでいい という刹那的な子供達に 将来の人生設計や 老後の暮らしなんて考える余地は、 全くありません。
あまりにも 精神的成長が未熟です。 ですから まっとうな説明をしても通用しません。
こうなると 小さい頃からの刷り込みに近い しっかりした人生観を 家族が伝えることが、 大事なポイントになっていきます。
言い過ぎても いけない、 言わな過ぎてもいけない、 ほどほどのバランス感覚を持って、 子供に伝えることは、 難しいことです。
つまり 大人が試されているようなものです。
勉強することがかっこ悪い! 勉強することに対する妙な罪悪感が 文化として子供の中に育っていることも 勉強しない一因になっていると思います。
しかし 全世界的な流れとして 競争社会は、 激化の一途をたどっていると思います。
日本人は、 昔から「知」の財産で反映してきた国です。 今の若者の中では、 「痴」が育っています。
通り一遍では、 解決できない問題です。 根本的な部分から 考えていく必要があると思います。
どこも 勉強しない子供 だらけ なんて 私は次世代に託して 安心して 死んでいけない気持ちになりました。
もうひとつのブログ おたっしゃくらぶは こちら