河竹会ブログ

上を見れば・・・下を見れば・・・

伸びる人は、 常に上を見ています。

かつて 9教科オール5をとった生徒さんの弁。

「オール5は、 あまり嬉しくない。 なぜなら もし通知表に変化があるとすれば、 下がるしかないから・・・ これ以上上は望めないというのは、 嬉しくないー」

まあ~ 普通なら 小躍りして「ヤッター!」と喜びますね? ところが、 この生徒さんは もう上を目指せないことを残念に思っているのです。

それに対して、 成績が悪いことや下がった時、 こんなこと言う生徒さん多くないですか?

「うち(おい)より、 ○○君の方が 10点悪かったばい!」 「うち(おい)より悪か子、 いっぱいおるし」

自分の現状や努力の足りなさを棚に上げ、 人との比較において 優越感を感じるーいわゆる伸びしろがない生徒さんの発言です。

ドキッとした人、 多いでしょ?

伸びていく人は、 自分より上を常に見つめています。 伸びていかない人は、 自分より 常に下を見ています。

あなたは、 何を満足としますか?

自分より上の人は、 どんな勉強をしているんだろう? 何をやっているんだろう? って思いませんか?

自分より上の人の良いところは、 どんどん取り入れて 自分も同じステイタスに立とうと思う人が、 伸びていきます。

こういう心がけが育っている生徒さんは、 なかなかいません。 なぜか? それは、 人は攻撃に対して防衛する本能が働くからです。

保護者の皆さんは、 お子さんに対して 「批判されている、 叱られている」という感情的な部分を察知させると 子供の心は閉じてしまいます。 そして自分を守るために 下を見る心がニョキニョキと芽を出していきます。

子供に対する言葉かけって 難しいですね?

伸びるマインドを育てるのは、 日々の言葉かけだったり、 子供に接する態度だったりします。

子供の批判ばかりせず、 自分の態度や言動を顧みることも 実は大事なプロセスです。

 

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