木々の色も にわかに染まりまじめました
今年は 秋がなくて 冬が来たと 巷では言われていますが・・・
今週は、 就職難のニュースが流れていますね?
大卒内定率54.5%という数字には、 驚きました
私が大学を卒業して就職する頃も 決して余裕があるわけではなかったのですが、 昨今の学生さんは ホントに大変な時代だと思います。
そういえば、 今春 就職した ある卒業生も 昨年なかなか決まらず、 ものすごく落ち込んで、 自分のどこがいけないのか悩んでいた時期がありました。
今は 40社 50社は、 試験を受けるのは 当たり前と言われています。 次々と不採用通知をもらえば、 おちこまないのが不思議なくらいです。
そうやって連敗を重ねる学生もいますが、 いい学生には、 一人にワッとと企業が集中すると言われています。
いい学生と一言で言っても、 どんな学生が企業にとって魅力的なのでしょうか?
私が 思うに 魅力的な学生というのは、 個性がある学生だと思います。
面接をしていて 光るものを持っている人は、 もう一度会ってみたいと思うものです。
面接官が 質問する内容は、 志望動機や学生時代にがんばったことなど ある程度は 予想することができると思います。
そういう質問に お決まりの優等生回答をする学生は、 おもしろくないですね(笑)
というか ステレオタイプ(決まったことしかできない・考えられない・実行できない)は、 何の魅力も感じません。
自分の言葉で 自分の考えで へたくそでもいいから 一生懸命答えてくれる学生は、 不完全であっても 魅かれます。
もちろん答える内容が 公序良俗に反していたり、 反社会的だったり、 危険思想が背景に感じられるようなものは、 個性でも何でもありません。 それは、 面接以前の問題です。
発想がユニークだと 社内に新風を吹き込んでくれそうだとか、この人だと協調性があって きっと職場の雰囲気が前向きで 協力的な体制ができそうだなとか その企業が望んでいるところに スポッと入ってくれれば、 内定はいただけると思います。
ですから 自分が何が悪いといより 言ってみれば、 企業とお見合いするようなものですから、 うまくいかなくても落ち込むことはないと思います。
それよりも 日ごろから 本を読んで知識を増やしたり、 いろいろな考えを自分の中に落とし込んで、 発想の訓練をしたり、 新聞やニュースの内容を鵜呑みにするのではなく、 この事件の背景にあるものは何か? どうしてこの政治家は こういう発言をしているのか? という文字になっていない部分を考えることが、 個性を育てていくのだと思います。
今が楽しければいい、 将来のビジョンなんてない、 そこそこ普通の人生が送りたい・・・という学生は、 無意識に生きていますから新聞もニュースも 何も関心がないと思います。
それでは、 面接官から見て 魅力的には、 映りませんね?
ニュースや新聞に関心を持つようになるには、 小学生から 家庭で親が子供に 意見を聞いたり感想を求めて、 考える習慣をつけることが大事だと思います。
つまり親の関心度=子供の関心度だと思います。
くどくどしく説教調で やられると子供も辟易としますので、 基礎的な情報を与えて、 どう思うか? 夕食時に話すのもいいと思います。
そのためには、 親の勉強も欠かせませんね?
そうなんです。 子供を育てるのは、 あらゆる意味で 大人が試されているのです。
将来 どんな悲惨な状況でも 食べていくことができる能力・個性を育てるために 親も子も 真剣になって勉強してがんばり続けないと 厳しい時代になっています。
かく言う私も いつ仕事がなくなるかわからない…という脅迫観念に いつもさらされています。
仕事は、 だまっていて 向こうからやってきてくれません。
努力・忍耐・勉強・根性・闘志・向上心・成功・発展・完成・継続・・・こんな言葉を自分の頭の中にちりばめながら、日々闘っています。
ああ、 今日はよくできた!なんて満足できた日は、 一日もありません
でも 進歩しようという気持ちを 持たなかったら、 その場で 全て終わりです。
就職することは、 厳しいかもしれません。 でも仕事を続けていくことも 闘いです。
就職前段階にある人が 努力しないといけないのは、 当然と言えば 当然です。
皆さん しっかり自分を育てましょう。
大人の皆さんも 自分をしっかり育てて その姿を子供にさらして 子供にもそだってもらいましょう。
時代は、 急転直下どこに軟着陸するかわからない 先の見えない日本です。
心を引き締めて、 何事も取り組みたいものです
河竹会ブログ