ある生徒さんが、 河竹会に来て教室に入っていく姿が、 なんとなく元気がなくて 声をかけました。
すると 「犬が死んでしまいました~」と 突っ伏して 泣き出してしまいました。
15歳のワンちゃんだったそうです。
前日 具合が悪くなって 次の日 誰も見てないところで 亡くなっていたそうです。
15歳という年齢から言えば、 長生きのご長寿犬だったと思います。
しかし 生徒さんにしてみれば、 自分が生まれたときから ずっとそばにいたワンちゃんです。
一緒に遊んで 一緒に育ってきたようなものだと思うのです。
子供の心にすれば、 初めて 大事なものと別れなければならない無常観を 感じたことだったと思います。
なかなか こういう場面では 言葉が 出てきませんね
私も このところ 闘病中のあいちゃん そして 昨日 病院で 「腎不全が進行しています」と言われた れンちゃんがいるので、 ひとごとと思えないのです。
目の前で 泣きふけっている生徒さんの姿が いつかは自分の姿になるかもしれない?という 恐怖感があります
自分が泣きそうでした。
でも 「よく我慢して塾に来たね~?」と やっとの思いで言いました。
「大丈夫です。 我慢します。」と健気に 生徒さんは言っていました。
ペットは 可愛くて癒しをたくさん与えてくれるのですが、 お別れが必ず来るということを受け入れるのが、 なによりもつらいことです。
命は無限ではありません
ペットは、 純粋に 生きています。
ペットの「死」が その生徒さんに教えてくれていることは、 真理であり無常でもあります。
私たちは 学びのために 生きているのかもしれません。
大事なペットを失った心の痛手は、 しばらく続くかもしれませんが、 いつかきっと楽しかった想い出や 共に過ごした温かい時間が、 その生徒さんの中に 残っていくと思います。
喪失感は、 人にとって最もつらい ストレス度NO1ステージですが、 必ず そこから立ち直っていく強さが人間には、 あると思います。
ワンちゃんの冥福をお祈りすると共に 生徒さんの心の成長が 続きますように~ と昨日は 心から思いました。
河竹会ブログ