中学1年生の皆さんは、 期末試験を前に 少しずつ覚えておかなければならない量が増えてきています
小学生の時と違って 量・質ともに正確さが要求されるのが、 中学生の試験です。
中学1年生の皆さんは、 初めての試験ですから どんな問題がでるのか? ハラハラドキドキだと思います。
河竹会では、 最初から毎回小テストを実施して 覚える訓練をしてきました。
(写真は、 全体写真であって 個人を指したものではありません)
2ヶ月かかって やっと覚える量やスピードが 定着してきつつあるようです。
昨日 大変嬉しいことがありました
ある生徒さんが、 満点をとりました。 (57問全問正解)
実は、 この生徒さん とっても心配な生徒さんでした。
入会前に お母さまから 「忘れ物が多くて学校から注意されることが多々あります。」と聞いていました。
通い始めてみると、 確かに勉強道具・宿題・プリントともに毎回のように何かしら 忘れ物があります。
「宿題をメモしなさい。」と指示しても なかなか実行しません
先生が言うことが、 右から左に流れていくようです。 人の言うことに なかなか集中できない傾向があるのです。
聞いていないか? 聞いている途中で 勝手に自分で判断して行動してしまう習癖もあります。
これを修正するのは、 大変だけれども、 根気強く 一つ一つのことを最初から最後まで完遂できるように指導していかないといけません。
勉強だけではなく、 生活の上でも支障が出てきます
まず 私が 取り組んだのが、 メモ帳に私が宿題を記入するということです。
そして メモの仕方がわかったら、 自分で書かせるようにしました。 自分で書いた時は、 間違いなく書けているか?チェックします。
そして次回の授業は、 いつなのか? いつまでにやってこないといけないことか? 意識を持たせます。
それから ノートの整理やプリントの整理が 全くできていませんでしたから、 ノートを用途別に使うよう一回一回使用前にチェックしました。
結構 大変な作業ですが、 まずは手をかけ目をかけ指導していかないと この先がもっともっと大変なことになります
本来であれば、 こういうことは小学生の段階で習得させておかなければなりません。
しかし中学生になった後で遅いか?と言われれば、 まずはやってみないといけないと思います。
このあたりは、 家での躾もかかわっていることです。
口やかましく 子供に言うことは 簡単ですが、 言われる子供にしてみれば、 具体的に何をどうしたらいいか?わからないこともあると思います。
私も指導する時は、 厳しい一言が出ることは 多々あります。
ただ厳しい言葉の代償ではありませんが、 言葉以上のサポート行為は必要だと思います。
大人が やってみせる→ 真似させる→ 自分でさせる というステップを少しずつでも 実行していくことが 今回改善につながったのではないかと思っています。
まだまだ 安心できませんが、 できなかった事ができるようになって、 そして学校の試験で満足のいく点数が取れれば、この生徒さんには、 大きな自信につながっていくと思います。
よいサイクルを生み出せば、 滑り出し順調ということで、 中学校生活が楽しくまわっていくことにつながると思います。
これからも よく一人一人の生徒の皆さんを 見つめていきたいと思います
河竹会ブログ