3月も終わりに近づきました。
4月は、 入学・進級と区切りの月です。
環境が変わって、 戸惑うお子さんもいるかと思います。 何かと ご家庭の配慮がちょっといつもより必要な季節です。
過敏になる必要は ありませんが、 気をつけて見ておくことは 大事です。
いわゆる五月病という ヤル気をなくしたり 心身状態が低レベルに落ち込んでしまうのは、 3月末から4月にかけての環境変化がベースになる例が多く見られます。
ストレスと一言で言いますが、 ストレスとは 悪いことばかりがストレスではありません。
入学や結婚といったおめでたいことも ストレスに なります。
つまり 何でも 取り巻くものが変わると 重圧感にさいなまれることが 発生しやすいということです
親としては、 元気に毎日楽しく学校に行ってくれることが何より嬉しいことです
中学生・高校生になれば、 親子の会話が少なくなって、 ちょっと口を出そうものなら、 烈火のごとく怒って話にならない例もあるようです。
私どもには、 ニコニコ笑顔で話していても 家に帰れば、 むっつりして一言も話さないお子さんもいます。
かと思えば、 逆もしかり。 家ではベラベラしゃべるのに、 外では ほとんど話さないということも!
どちらが ホントの子供の姿なの?と思う保護者の方もいらっしゃるでしょう~
どちらも ホントなのです。 仮面でも本性でもありません
人間は、 多面体です。 いろいろな面を持ち合わせて 一人の人間として 存在しています。
自分のことを考えてみても わかると思います。
いつも表裏なく過ごすことは 大事なことかもしれませんが、 TPOというものがあります。
子供は、 TPOまで考えて過ごすことは なかなかできません
だから 一つの事柄 友達関係 環境に左右されて不安定になってしまいます。
せめて 家では のびのび ゆっくりさせてあげたいですね?
でも 節度はもって、 のんべんだらり~と過ごさないように 生活習慣は、 しっかり身につけさせたいものです。
「伸び伸び」は「延び延び」では ありませんからね~
このさじ加減が お母さんの腕の見せ所だと 思います。
「伸び伸び」させるために、 大事なことは 家の中での会話の習慣だと思います。
子供が 話せる環境を作ってあげると、 子供は いろいろなことを話します。 話さないと気がすまないというくらい お話を よく聞いてあげてください。
子供の話のあいづちを 「ふーーーん、 そうなの~」ではなく、 「すごいね~、 それでどうなったの?」「その時、 ○○ちゃんは どう思ったの? なんて言ったの?」なんて 会話が促進されるような問いかけを
してください。
すると 子供は、 調子よく話してくれます
「だから、 ○○ちゃんは だめね~」 「なんで そんなこと言ったの!」というような評価をすると、そこで会話は途切れ、 「やっぱりお母さんには わからん」と 子供の心を閉ざすことにつながりかねません
子供の一番の味方は、 お母さんです。 家庭です。
ゆとりをもって、 温かくお子さんを 囲んでください。 そういうバックグラウンドがあるご家庭は、 外の環境が多少変化しても お子さんは まっすぐ育っていきます
まっすぐ育つお子さんは、 学力もきちんと身についていきます
なんだか僭越なことを書いてしまいました
ところで 保護者の皆様、 子供達が一番嫌がる親の話って なんだかご存知ですか?
1 親の自慢話(子供が言うには、 親が がんばって勉強して合格した話や苦労して今の地位を築いた話)
2 友達の悪口
3 お金の話
つまり 子供自身が 抵抗しようのない話や子供のプライバシーを詮索する話は、 NGというわけです。
大人の話を受け入れてもらえるようにするためには、 まず子供を受け入れないと 難しいですね?
このように言っている 私どもも かつては 子供でした。
その時のことは、 とうに忘れてしまっているのです
ちょっと 子供の立場を 思い出してみてはいかがでしょうか?