書くべきか 否か ? 迷います。 でも…
長崎市長の伊藤一長氏が銃撃されお亡くなりになりました。 折りしも選挙戦真っ最中の誰も予想だにしなかった出来事でした。
長崎市民、 長崎県民は 言葉が見つかりません。 悲しすぎて、 無念すぎて、 表現のしようがないというのが、 皆さんのお気持ちではないでしょうか?
事件があった当日、 河竹会も 8時過ぎには 高校生同志の携帯メールで 「市長が撃たれた」という速報が入りました。
それから 報道関係も一斉に この銃撃事件を断続的に放送していました。
子供たちは、 一連の報道で 「怖い」という思いを持っています。 長崎で生活している中で 銃の存在を意識することなど皆無です。 しかし この長崎で 銃による殺人事件があったということは事実です。
ある生徒が 昨日 「怖い」と訴えていました。 いつもと様子が違います。 無理もありません。 その生徒のお父様は現在 立候補中で 選挙活動をされています。 お父さんがもし 長崎市長と同じような目にあったら…と思うと 「怖さ」は、 父を失う怖さにつながったのだと思います。
親を失う「怖さ」は、 心のストレス度から言うとレベルが一番高いものに位置します。 子供にとって 自分を守ってくれる存在がいなくなることは、 目に見えない恐怖です。 それが 連日の報道で 目の前で見せられているのですから、 現実味があります。 純粋な心が震えるのは、 当たり前です。
仮に身内が 立候補していなくても 自分達が暮らしている町で 銃撃事件があったことは、 少なからず 子供たちの心に不安を呼び起こしています。 塾に来ても話題に出るくらいですから、 学校でも 相当 話に出ているはずです。
保護者の皆様は、 お子さんの様子をよくご覧になっていて下さい。 「怖い」「不安」などという言葉が出てきたら、 よく話を聞いてあげて下さい。 暗がりを怖がったり、 一人になることを嫌がる時には、 そばについてあげてください。 安心するような言葉がけやスキンシップが 大事です。
今回の事件は、 社会的に大きな衝撃を与えたばかりでなく、 さまざまな方面に影響を及ぼしていると思います。
誰もが安心して 暮らせる長崎であってほしいと思います。 子供たちが 不安になったり 大人が神経質になったりしないですむ長崎を目指していかなければなりません。
心が痛みます。