河竹会へ期待をかけて選んで来ていただいている保護者の皆様には申し訳のないお話です。 今年の中学3年生は、 現在のところ志望校合格の見込みはありません。 このままでいけば…の話です。
宿題をやってこない、 忘れ物をする、 小テストの勉強をしてこない、 小テストの不正行為をする…
もちろん全員ではありません。 一部の生徒です。 しかし河竹会始まって以来これほどひどい現象はありませんでした。
保護者の方との面接を夏休み中にしたことも初めての経験です。
話を聞いていみると、 生活自体がなっていません。 朝起きる事も、 ご飯を食べる事も規則正しく(多少のぶれはあったとしても)できていません。 時間を計画的に使う習慣も身についていません。 休みの日となれば、 もうメチャクチャです。
子供がこうなるのは、 要因があります。 一番大きいのは、 生育暦です。 こう言うと「私の育て方が悪かった」とおっしゃる方もいらっしゃいます。 それもあるのかもしれません。 しかし環境も大きく影響しています。 これまできちんとできていなくても、 それほど不自由を感じず、 放置されてきた結果とも言えます。 お母様のせいだけではありません。
これからどうしていくか? このままの習慣を放置しておけば、 高校受験を失敗するだけにとどまりません。 社会人として生活していけません。
子供の心配を一番してあげらるのは、 「親」です。 「もう私も散々努力しました。 私も仕事があるので、 子供だけにかまっていられません。」というホンネも聞こえてきそうです。 しかし、 それでいいのでしょうか?
私の子供ではありませんが、 こんな子供たちが大人になって社会に出ていくかと思っただけで、 ゾーっとします。 性格は優しくていいかもしれません。 でも自分のことを何一つ成しえません。
自分の事をできない子供は、 最近の傾向として大人になっても改善しません。 結果がニートの増大につながっていると思います。 自分のことができないのですから、 人のことや社会に貢献することができる訳ないのです。 企業の人事担当やトップは、 その辺のことを見極めています。
でもあきらめないで下さい。 私もあきらめたくありません。 これまでがどうだったかということを、 反省するのはいいのですが、 後悔しても始まりません。 要はあきらめない未来です。
修正するとしたら、 今しかありません。 中学生にもなって自分の事ができないとすれば、 「親」がでていくしかないのです。 「もう中学生なのだから」というのは、 きちんと何でも自分の身の回りのことができる子供に言えることです。
中学生のうちに将来の大過につながらない再教育を施さなければならないと思います。
保護者の皆さん、 絶対あきらめないで下さい。 そして自分の都合で逃げないで下さい。
私もあきらめられないし、 私自身の力不足を反省しています。 毎日落ち込む日々ですが、 逃げないで現実と向かい合っています。 どうか私達といっしょに頑張ってください。 そして力を下さい。