先日 ある生徒を食事に連れて行ったところ、 野菜を全く食べませんでした。 聞いてみると、 好き嫌いがあるとのこと。 野菜は、 ほとんどダメだそうです。
最近、 食育が提唱されていますが、 食は健全な身体の成長のみならず、 成績にも反映していると思います。 成績が芳しくない、 または極端に低い子供の食の傾向は、 好き嫌いが激しいという共通点があります。
特に野菜嫌いは、 顕著です。 ピーマン、 セロリ、 ねぎ、 トマト、 臭いが強いものに対する拒絶感が強いようです。
単純に考えても、 好き嫌いがあれば身体のみならず脳にも影響があるのはもっともだと思えます。 幼い頃から好き嫌いがないようにしてあげるのは、 大切な事ですね?
このように言う私も実は、 好き嫌いが激しい子供でした。 両親は、 デパートのファミリーレストランに連れて行って、 お子様ランチを食べさせたり、 家でも真似してチキンライスの上に旗を立てたり、 野菜をお星様の形に切ったり、 ずいぶん苦労したそうです。
おかげさまで、 小学4年生の段階で好き嫌いはなくなりました。 今は何でも美味しくいただけます。
誰かのおうちに招かれたり、 お友達やお知り合いとご飯をいっしょに食べる時に、 好き嫌いがあるとお互いに楽しめませんね? 出したほうもがっかりします。
好き嫌い―特に野菜の好き嫌いは、 単に身体に影響があるだけではなく、 発達段階で何らかの影響があるように思えます。 我慢する、 努力する、 わがままを言わない―嫌いなものでも食べられると、 そういう付随したいい習慣も身につくと思います。
嫌いだから、 食べないからといって子供の言いなりになる事は、 子供の将来に禍根を残す事になると思うのは、 私だけでしょうか?