河竹会ブログ

受験指導

 興奮の合格発表から一夜明けました。 
 私どもにとっては、 お正月のような一日です。 
 そして 皆さんの笑顔に囲まれて 幸せを感じる時でもあり、 また反省の日でもあります。 
 今年の合格発表は、 よい結果だったと思っていますが、 それでも一人でも不合格者が出たことは、 痛恨の極みだと思っています。 
 不合格になった生徒さんやご家庭の皆さんにとっては、 悲しくてショックな一日だったと思います。 申し訳ないことと思っています。 
 私どもの 今年の受験のサポートとして、 お子さんの将来を考えてあらゆる助言を差し上げました。 
 点数が足りないから 安易に志望校を変更するということは、 申しませんでした。 
 仮に 点数が足りないとしても 生徒さんが望んでいる方向を実現させるためには、 どういう選択肢があるかということを一生懸命考えました。
 たとえば北陽台高校は、 英・数・国が傾斜配点されます。 長崎北は、 英・数が傾斜配点されます。 その生徒さんのこれまでのデータを見て、 どちらの学校がが有利に働くか、 また内申点が重要視される学校を受験する場合は、 通知表評価を加味して 検討を重ねました。 
 一方逆の提言を申し上げた例もあります。 公立五校に合格する成績がある生徒さんに 一ランク下げることをお勧めしたのです。  その生徒さんの性格や志向が 五校の方針では すぐ折れかねないと考えたからです。 
 無論 私どもに 一人の未来ある人の将来を決定できる権利なんてありません。 
 しかし 一番 考えたことは、 その生徒さんにとって幸せな高校生活はどこでおくれるか?ということでした。 
 一番不安に思ったのは、 不登校から退学になることでした。 
 進路は、 どうしても偏差値偏重になります。 
 しかし 偏差値だけでは見えないモノは たくさんあります。 
 いきなり本人に伝えたのでは、 ショックが大きいかもしれない場合は、 保護者の方に連絡をとりました。 
 まず 保護者の方に考えていただいて、 ベストではなくてもベターな方法をいっしょに検討しました。 
 一人の人間の一生を左右するような高校受験を共に戦ったつもりです。 
 しかし それでも 不合格者が出てしまったことは、 まだまだ 私どもの努力が足りないと思っています。 
 皆さんのとって 望ましい将来や幸せを 共に考え、 その目標に向かって 来年も真摯に取り組んでいきたいと思っています。  

コメントを残す