懐かしい卒業生

　昨日は、　思わぬお客様が来てくれました。　

　卒業生の　吉野　祐樹　君です。

　吉野君は、　小学５年生の時から　教えました。　とってもがんばり屋さんの　優秀な生徒さんでした。　

　昨年の夏に連絡を取ろうとしたのですが、　メールも電話も通じず、　音信不通になってしまったと残念に　思っていました。　

　また会えて　ホントにうれしい～

（背後で淡々と仕事をしている河内先生が…）
　
　吉野君は、　付属中学→青雲高校→京都大学→京都大学大学院　と　絵に描いたようなエリート街道を歩いてきました。　

　２年前に会ったとき、　「先生、　ぼくが考えていることは、　やっぱり医学部にいった方が、解決が早いみたいだから、　大阪大学の医学部の編入試験を受けてみるけん」　と言っていました。　

　またまた　ものすごい目標を見つけたのね～？　と思っていました。　

　「どうなったの？」と聞いたら、　「先生、　やっぱり阪大の医学部の編入は　ダメやった～、でも京都府立医科大学に合格したばい！！」

　スゴい！！　　この子は、　一体どこまで　進化し続けるのだろう？　空恐ろしいほどの向上心と夢にあふれています。　

　聞いてみると、　予備校など一切通わず独学で　一年間勉強したそうです。　

　本人も「きつかった～」と言っていました。　でも　あっけらかんとしています。　

　決して　苦労をにじませず、　さら～っと言うところは、　いつもの吉野節です（笑）

　こういう書き方をすると、　吉野君は　特別な頭脳を持った　雲の上の人のような感じを皆さんは持つかも知れません。　

　しかし　吉野君は、　決して　特別な頭脳をもった生徒さんではありませんでした。　普通のお子さんでした。

　違っていたのは、　向上心が人一倍　あったことです。　目標に向かって　努力する姿勢が　誰よりも優れていました。　

　やはりマインドの強さが　ピカ一です。　
　
　彼が、　２年前に　言ったことが、　私にとっては　印象的でした。　

　
　努力というものは、　したからと言って　必ず　合格したり、　夢がかな

　ったりするとは、　限らない。　
　
　一生懸命やっても　実らないことは、　ある。　しかし　努力しないこと
　
　には、　夢が実現するチャンスが生まれない。

　成功体験だけではなく　彼なりの挫折や苦労がにじみ出ている発言だと思いました。　

　教えた　生徒さんですが、　彼は　もう　私たちのずーーーっと先を歩いています。　

　「師匠」と呼ばせていただきます！　と昨日も　吉野君には　言いました。

　いつも　こうやって　立ち寄ってくれることが、　ホントにありがたいことです。　

　次は　何を言い出すのでしょう？　何しろ　中学１年生の時、　将来の夢を聞いたら、　「若返りの薬を発明して、　アラブの大富豪に　高額で売りたい！」と答えた生徒さんです。（笑）

　いつまでも　そのユニークな発想と　努力を惜しまない　強い心を大事にしてください。　

　そして次の夢をまた語りに来てくださいね～

　この次は、　受験勉強で　劇太りしたbodyがちょっとスリムになっているかしらん？　楽しみにしていますね～