昨日は、 卒業生の菊次さんこと 菊ちゃん が来てくれました。 河竹会の 小宮先生(写真左側)と同級生です。
最初は、 誰だかわかりませんでした。 キレイになって やはり 大人になっていました。 来年の1月が成人式だそうです。
早いものです。 子供子供していた 皆さんが、 立派になっていきます。 まぶしいですね~
菊ちゃんは、 現在 純心大学で介護福祉士になるため 勉強しています。
勉強しに図書館へ行った小宮先生と バッタリ会って 河竹会に来たようです。
菊ちゃん「先生、 今 夏休みで みんな 大変ですね?」
私 「そうね~、 懐かしいでしょ?」
菊ちゃん「先生、 うち 河竹会で ものすごいデビューだったもんね?」
私 「?」
菊ちゃん「河竹会で最初に受けた全国標準テストの英語の点数が14点、 数学の点数が17点だったもんね~ハハハハー」
そうです! お世辞にも 最初から よくできた!とは、 口が裂けても言えません(ごめんね菊ちゃん!)
今 彼女は明るく そう言ってくれるものの、 その当時 私は 「どうしよう? 本当に この子は 成績上がるかしら?」
と 口には出せなかったのですが、 内心思ったのは事実です。
でも 一生懸命だった姿は、 今でも 記憶に残っています。 特に 英語が苦手で、 中学1年生の基礎から 壊れていました。 これを 回復するのは、 大変だろうな?と思っていました。
夏休みの最終日の全国標準テストで、 菊ちゃんは50点台の点数を採りました。 その時、 私は 嬉しくて嬉しくて教室に飛んでいって、 「菊ちゃん、 よかったね~ 50点超えたよ!」と他の生徒がいるのにも関わらず、 大きな声で言ってしまったのです!
菊ちゃんは、 みんなに聞かれて とても恥ずかしかったそうです。(ごめんね~)
でも 心の中では、 「やったー!!」と嬉しい思いでいっぱいだったそうです。
他の人にとっては、 50点という点数は、 悪い点数かもしれません。 でも 14点デビューの彼女にとっては、 わずか一ヶ月の間に50点台を取れるようになったことは、 快挙です!!
私は 点数を一般化して みんなよりもいいとか悪い とかということより その子にとっての 努力が大事だと思っています。
たぶん 勢いあまって教室に 駆け込んでいったのでしょう! 思えば、 私も 必死だったのかもしれません。
きっと 菊ちゃんのどうにかして 成績を上げたい!という情熱が、 私に 乗り移ってたのでしょう!
菊ちゃんは、 今でも 河竹会で勉強することの大切さを学んだと思っていると言っていました。 自分が もし 河竹会で勉強していなかったら、 14点や17点の成績で 大学生になることも なかっただろう(笑)と言っていました。
でも 私は 果たして そうかな?と思います。 確かに 勉強することの大切さや努力することの意味は、 河竹会で勉強することによって 彼女自身の感性に響いたものが あったかもしれません。
しかし 純心高校に進学して 純心大学に進学するためには、 上位23名の中に入っていなければならなかったのです。
彼女は、 その関門をしっかり自分の力で クリアしています。
河竹会がすごかったのではなく、 彼女の決意の深さと実行力が 今の彼女を作っているのだと思います。
本当に 今の菊ちゃんはキラキラしていて、 自分の道をまっすぐ進んでいて 美しいと思います。
中学3年生の皆さん、 今 一番大変な真っ最中にいますね? でも 君たちの先輩には、 こんなに努力して今では 笑い話にしてしまうほど 強くなった先輩がいます!
皆さんも 同じように できます!! 実行あるのみ!!
* 菊次さんの点数については、 本人の承諾を得て、 公表しています。
私のような 点数でも がんばれば 大丈夫ということを 後輩の皆さんに伝えてほしいと言うのが、 菊次さんの 意志です。 菊次さんの気持ちに 感謝です。