河竹会ブログ

試験の思い出

 冬の入り口にさしかかったようです。 昨夜の気温11℃~結晶 
10℃切ると寒いという感じがしますね~

 我が家の愛猫あいちゃん猫も 明け方になると べったりとくっついてきます。 これは ホントに寒くなってきた証拠です。

 動物が一番 季節の変化を わかっています。 

 一昨日 私のおじが 本を送ってくれました。 勉強する前に読む本 見かけの学力と本物の学力 というタイトルの本です。 

                  

 私のおじは、 出版社の編集に携わっていました。 今は 退職し ライフワークである太極拳の仕事に専念しています。 多彩なおじなので、 絵本の翻訳も手がけています。 

 そのおじが 私の仕事に参考になればと 送ってくれました。 筆者は、 教育評論家であり中学受験の学習塾を主宰している先生です。 おじは、 わざわざ新聞に寄稿していた筆者の切り抜きまで 添えてくれていました。 

                  

 なんだか とっても 嬉しく思いました。 さらに嬉しかったのは、 本の帯に書いてある 推薦の言葉を書いている方の名前です。

                  

 早稲田大学の坂野雄二先生。 坂野先生は、 認知行動心理学の権威の先生です。 実は、 坂野先生は私が当時国家試験であった産業カウンセラーの面接試験を受験した時の面接官の先生です。 

 私の面接は、 忘れられません。 のっけから 大失敗をしました。たらーっ 始まるなり 私はクライアント(患者側)のロールプレイでしたが、 「カウンセラーの竹田です!」 と挨拶してしまいました。 

 言った直後、 私の頭の中は「?????」 相手のカウンセラー役の受験生も「??????」

 「すみません!!! 間違えました~」と 私は大声で叫んでしまいました。(笑)たらーっ 

 その時 坂野先生は、 「大丈夫ですよ。 今のは 試験にカウントしていませんから、 落ち着いてやり直してください。」
と優しく 声をかけてくださいました。 

 私の頭の中は 真っ白、 心臓の鼓動が バクバクラブと波打っているのが、 はっきりわかるほど 緊張はピークup

 終わってから、 「もう絶対落ちたわ~」と1人で勝手に落ち込んでしまいました。困惑 

 試験の翌日 坂野先生の 特別講演がありました。 さすがに もう試験ではありませんので、 落ち着いて話を聞けました。 

 講演が終わって、 ある患者さんを 治療している光景を 拝見しました。 まだ 学びが足りない私には、 魔法のように見えました。 赤面症のクライアントに、 肩の力を落とさせる訓練を教えていました。 つまり必要以上に力を入れない、 肩を落とすことで、 緊張感を緩和させる→顔の赤らみをとる という 行動を修正することで、 心理的な圧迫を改善させる療法でした。

 その坂野先生の推薦文が載せられた本が届くなんて、 何かしら ご縁を感じるような プレゼントでした。 

 内容も 「そうそう!」とうなずけるような 読みやすい いい本だと思います。 

 ちなみに 産業カウンセラーの試験には、 無事合格! 私を指導した先生からは、 「カウンセラーの資質として、 自己一致(ウソをつかない)というのが、 あります。 あなたが、 そのまま カウンセラーとしてロールプレイを続行していたら、 落ちていたかもしれません。そこを 自分から言い直したことが、 よかったのですよ。」と言われました。 

 でも あれは とっさに出た私の言葉です。 言った後で あの時、 坂野先生が声をかけてくださらなかったら、 私の合格は なかったと思います。 

 「心理学のお勉強を ちゃんとしなさい!」というメーッセージかもしれない と この本を眺めながら、 思いました。 

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