河竹会ブログ

奇跡

 今年の5月のことでした。 

 卒業生で長崎工業の3年生になるS君のお母様から お電話を頂戴しました。 

 
 「先生、 相談があるのですが・・・」

 何事かと思えば、 進路についてのご相談でした。 

 S君は、 大学受験ではなく 工業専門学校の編入試験を考えていたのでした。 

 しかし これまでの成績では、 合格は程遠く 学校の先生からも難しいとのことを伝えられていました。 
 

 S君は、 なんとしてでも 高専への編入を果たしたく、 再び 河竹会の門をたたいたのでした。 

 私どもも 編入試験の指導は、 初めてでしたので、 まずは過去問を見て 編入試験のレベルとS君の現在の成績を合わせて指導方針を考えました。 

 高専は、 理系ですので、 数学と専門科目、 それからS君の苦手な英語をどうやって勉強していくかを考えました。 

 どちらも映像授業を取り入れて、 基礎問題をもれなく解ける力をつけるという目標のもと、 受験勉強を開始しました。 

 S君は、 あきらめないで粘り強く 毎回塾にきて勉強を続けました。 

 真太郎先生も 彼の勉強を親身になって よく見てくれました。

 時には、 遅くまでS君の 指導の資料や問題を準備して、 なんとか合格するように 一生懸命取り組みました。

 正直言って 当初は、 受験まで3ヶ月余しかないことを考えると、 S君の成績では難しいと 思いました。 

 そして とうとう運命の合格発表が、12日にありました。 
 

 第一志望校の大分高専に 見事 合格!!

 15人受験したうち 5名の合格者の中に 入っていたそうです。 

 よく頑張ってくれたと思います。

 
 また 河竹会に 一つの奇跡が生まれました。 

 無理だと思っては、 いけないのだということを 改めてS君から 教えてもらいました。 

 S君は、 自分の人生の新たな扉を 自分の手で 開きました。 

 本当に 素晴らしくて 人一倍の喜びを 手にしたと思います。 

 一つ一つ ドアを開いて ドアの向こうにある新しい世界を 見つけていくことは、 人生の最大の喜びだと思います。 

 きっと この経験は、 S君に自信を与えてくれたことでしょう~

 私も 勇気を いただきました。 

 ありがとう~ S君!  そして おめでとう!!

 これからの 君の人生に たくさんの幸せが降り注ぐことと思います。 

 これからも 君のことを見守らせてください~

 楽しみにしていますね~ 

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