河竹会ブログ

思いやる心

 毎日 地震のことばかり書いていますが、 国民的心配ですから ご容赦くださいませ~

 今日は、 福島の原子力発電所が、 かなり深刻な状況になりました。 

 当初から 私は 心配でたまらなかったのですが、 やはり不安が的中した感があります。 

 昨日 中学1年生の皆さんに 原子力発電所のことを話したら、 原子力発電所って何? それがどんな問題があるの?と根本的なことを問われてしまいました。 

 長崎の中学生ですから、 平和教育で 原子爆弾の恐ろしさは、 ある程度は わかっています。 

 しかし 同じ原子力を使った発電システムが、 今回の地震で危険にさらされていることは、 わかっていなかったようなのです。

 放射能の濃度が、 通常値の何百倍と検出されているところもあるようです。 

 とにかく 拡散だけは避けなければならないと思います。 

 きっと 現場で作業をしている方々は、 自分の身の危険も顧みず、 必死で戦っていることだと思います。

 頭が下がる思いです。 

 しかし 国民に伝わってくるのは、 混乱した未確認情報ばかり。 ますます不安が増徴されてしまいます。 

 現場をしらない広報の混乱振りが 露呈しています。

 今日は株価も下がり続けました。 東京電力の株も下がりました。 首相が、 「つぶれるぞ!」と言った一言が、 影響したのかもしれません。 

 国民には、 「冷静に!」 と呼びかけた ご本人が、 慟哭していたのでは始まりませんね? 失笑モノです。

 もっと伝達系統をシステマチックにして、 こういうときだからこそ、 段階を追ってわかりやすく説明して欲しいものです。
 記者の質問に 「確認中です」では、 記者会見の意味がありません。 

 それに 政府、 東京電力、 保安院の3方の説明が ありますが、 根本的なことになるとお互いに責任を擦り合っているような 妙な違和感を感じます。 

 記者会見では、 レジュメが配布されていたようですが、 見ている限り そんなものを作るのに時間を費やすよりもしっかり確認をとって端的に口頭で説明して、 対策を十分に施すべきだと感じました。 
 
 どんな手段を使ってもいいので、 これ以上 多くの人々が巻き込まれるような 災害は、 防いで欲しいものです。 

 首相は、 「覚悟をしろ! お前達しかいない」 と言ったようですが、 覚悟をして欲しいのは、 首相の方です。

 「あなた以外に 冷静で指導力を持っている代わりの人は、 いくらでもいる!」と言いたいです。

 現場で命がけで働いている方々に敬意をはらいこそすれ、 罵倒するようなことは 一国の首相として謹んでいただきたいものです。 

 みんな 必死だと思います。 

 お互いをおもんばかって 危機を乗り越えていくのが、 私達日本人の姿勢だと思います。

 「避難してください」と無線で叫びながら、 津波に流されていった25歳の役場に勤務する女性職員は、 あっぱれな武士道精神をもっていると思います。 

 こんな人は、 失いたくなかった。 生きてて欲しかった。 あまりに崇高な精神の持ち主です。 

 いろんな人の心を無にしないで 私達は 生きていかないといけないと思います。 

 相手を大事にする心を いつも 持っていたいと思います。 

 被災された方々に 心を寄せて 日々を過ごしたいと思います。

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