相変わらず 私の読書は、 お風呂の中で 延々と続いています。
今日も お風呂の中で30分 脳のお話の本を読み続けました。 速読技術を身につけたいなあ~ なんて思いますが…
この頃は 気になった文章や なるほど!と思ったフレーズには、 遠慮なくマーカー&折り目をつけています。
そして それを お風呂から出てきた後で ノートに 書き写しています。
いいなあ~と思う文章や 感動する文章は、 出会ったが チャンス! ありがたや~とばかりに ノートに書きます。
それを 時間がある時に チラっと見るわけです。 そして 自分で感動をよみがえらせて自己満足の世界に陥ります。
感動って その時は、 ホントに心が動いて なるほど!と思うのですが、 意外と一過性のもので忘れるのも早いものです。
ということに 気づいてから、 ノートに書き留めたり、 一度読んだ本を また2~3ヶ月後に 読み直したりするようになりました。
私は 小学6年生の時、 夏目漱石の「草枕」という本を読みました。 正直言いまして、 お恥ずかしいことにストーリーは 全くと言っていいほど覚えていません。
しかし冒頭の文章は、 鮮烈に記憶に残っています。
智に働けば、 角が立つ。
情に棹させば、 流される。
意地を通せば、 窮屈だ。
とかくに人の世は、 住みにくい。
意味なんて 小学生ですから 早々 わかっていません でも 文章のリズムが とてもカッコいい~と 当時思いました。
ませた小学生ですね~
でも 訳もわからず 記憶に残った文章は、 ある程度 年齢を重ねて 「なるほど~」と 唸るように心にストンと落ちてくるようになりました。
意味もわからず、 カッコつけていただけだったのかもしれませんが、 今もって振り返ると ちょっとでも気になっていてくれた小学生の頃の私に感謝です
大人になった今は、 あまりにたくさんの情報に囲まれているので、 これはいいね~ これは大事ね~と思うことは、取捨選択していこうと 考えています。
そしていい文章や表現は、 体に染み入るほど 自然に 取り込みたいと 思っています。
表現の筋トレは、 インプットとアウトプットの訓練だと思うのです。
思っていることを 相手に伝える、 理解してもらう、 それも偏見なく素直に受け取ってもらうためには、 言葉を選び、 そして それをどうやって伝えるかということが、 キーポイントです。
できれば、 私もOK、 あなたもOK、 みんながOK という状態を作れると、 さまざまなストレスから 開放されます。
親子でも 夫婦でも 職場でも コミュニケーションがスムーズに行えて、 よい関係を保つために 表現上手は必須です
そして 自分が幸せになれて、 社会的にも評価を得ることができます
そういう自分を創るために、 勉強や読書は 欠かせないと思うのです。
でも 頭でっかちになるのは、 NGですね~ 情動に欠けるのも わびしいです
ホントに 智に働けば、 角が立ちます~
情もほどほどに~ 人のペースでは、 後悔がついてまわります~
意地を通すと 一人ぽっちになってしまいます~
バランス感覚が 大事ですね?
極端に走ると とかくに 人の世は 生きにくいのでしょう~
しかし 明治の世も、 今と 同じだったのでしょうか?
人間 究極 時代を経ても 同じ課題を克服するために 人生というものを やっているのでしょうか?
私は そういう意味では、 ゴールが程遠いほど 先の先です。 というか 克服不能、 でも その克服目指してやはり 生きていっているのだと思います。
日々の過程に 意味があるのでしょう~
不能ーあたわずと思えば、 虚しさがあります。 でも できると思い、 向上心をもって目指せるところが 人間の尊厳でもあると思います。
やはり 前を向いて 今日一日の仕事に向かいたいと思います。
今日も 生徒の皆さんが 勉強しにきてくれます。
私の準備も 万全にして 待っています