今日は 朝一番で 年一回の 我が家の愛猫れンあいちゃんの定期健診と予防接種に 行ってきました。
あいちゃんは、 いつも通りに おとなしく おりこうさんに 血液もとってもらい、 つめも切ってもらい、 注射もいつしたの?という具合に 滞りなく、 終了~
しかし れンちゃんは… まずは 診察は OK! 血液も ちょっと 怒りましたが、 OK! 爪きりには、 我慢できず、 荒れ狂いました。 こんなに 激しく抵抗するれンちゃんを見たのは、 初めてです。 ものすごい 叫び声と同時に 介助してくれていた動物看護士さんの 手をガブリ!
一瞬のことで、 私も あっけにとられてしまいました。 看護士さんは、 「大丈夫ですよ~」と 優しくおっしゃってくれたのですが、 見る見るうちに 看護士さんの指の傷から 血がポタポタと 落ちてきます。 下に敷いてあったバスタオルも 流れ出る血液で 染まっていきます。
ショックでした~ 看護士さんにも 先生にも 申し訳なくて… でも れンちゃんは、 私が抱くと ブルブル震えているのです。 れンちゃんも 相当怖かったのだと思います。 みんな可愛そうです。
私が 抱っこしている間に、 予防接種は 先生が 打ってくれたので、 注射自体は何事もなくて 終了しました。
検査の結果は、 問題なく 健康維持が確認できました。 2月で18歳になるあいちゃんの 血液データは、 驚異的なくらい健康状態良好のようです。 れンちゃんも バッチリでした。
しかし 16歳、18歳になれば、 長生きの部類に属してきます。 血液検査のためには、 昨夜9時以降から絶食です。
彼女達にしてみれば、 ご飯も食べれず ご迷惑な話です。 食べれないから ストレスがたまって、 れンちゃんは ご機嫌ななめだったと思います。
私は 飼い主として 彼女達の健康状態を維持させるのは、 務めと思うのですが おネコにしてみれば、 ただの ご迷惑でしかないでしょう。 人間の自己満足と思っているかもしれません。
ブルブル震えるような 怖い思いまでさせて、 検査する必要があるのか? 今日は考えてしまいました。
元気でいて欲しいという私の思いは、 ひょっとしたら人間のエゴなのかもしれません。
獣医さんにしてみても、 今日は大変だったと思います。 自分がケガをする方が、 まだよかったかもしれません。
獣医という仕事は、 やはり大変です。 獣医師としてのスキルや知識を磨くことが、 獣医師としての仕事の全てではありません。
患者である動物達との関係だけではなく、 スタッフとの連携、 飼い主に対するアプローチ、 気配りを多方面に向けておかなければなりません。
獣医師志望の皆さんは 多いようですが、 現場の仕事は イメージ通りでないことの方が多いかもしれません。 やはり どんな仕事も 配慮が行き届いた人間としての 奥深さが 一番大事な要素なのだと思います。
今日はそういう一面に ちょっと遭遇してしまいました。
私も 動物の小さな命を前に、 その命の尊厳をどう守って 物言えぬ彼女達の意思を どう尊重してあげればいいのか、 今日は 考えてしまいました。