昨日テレビを見ていたら、 NHKでフランスの中継が出ていました。 絵に描いたように美しいお城と森の風景でした。
建物、 絵画、 彫塑どれをとっても素晴らしい芸術品の数々にため息が出ました。 全てが贅を尽くし時間をかけ歴代の城主が培ってきたものだと思うと、 ヨーロッパの懐の深さに脱帽の思いがしました。
フランス・イタリア・ドイツ・イギリス・スペインと世界の頂点を築いた国々には、 美学と誇り・歴史があります。 現代において世界を先導しているアメリカには、 真似ができません。 歴史だけは、 真似ようがない上、 コンプレックスでもあるかもしれません。
それに引き換え、 日本はどこの国にも従属せず、 単一民族として長い歴史をもっています。 ヨーロッパに引けをとらないほど素晴らしい国だと思います。
私達が暮らしている長崎県は、 長い歴史を持っている日本の中でも他国との交易を持っていたユニークな歴史があります。 和・洋・中のミクスチャーされた文化があります。 私はこのミクスチャーすなわち混ぜご飯のようないろいろな味がする長崎の風土が大好きです。
今は何が正しくて正しくないのか、 価値観が混沌としている世の中です。しかし 言葉の通じないような相手でも受け入れて、 もてなしてきた長崎の先人達のように、 受け入れる間口を広くして対話がもてるような本当の意味で優しい人でありたいと私は願っています。 子ども達にも、 そんな心持ちが伝わっていけばいいなあ~と思っています。