季節柄でしょうか?
最近 いろいろなご相談を 頂戴します。
生徒さんの相談もあれば、 お母様方のご相談もあります。
悩める皆さんの声をうかがうと 解決してあげなければ~と思うのが、 大多数だと思います。
でも 実際は どうでしょうか? 相談される方って 解決してほしい~と思って相談される方は、 全体の中の30%ぐらいではないだろうか?と 思っています。
相談される方は、 ご自分の中にある程度の結論を お持ちです。 その結論が 正しいかどうか? 誰かの後押しが欲しくって相談される方が多いと思います。
または ただ「吐き出したい」、 「自分の気持ちを誰かに聞いて欲しい」 という方が 多いと思います。
こういう場合は、 ただ聞いているだけで 解決することが 多いのです。
しかし ただ聞くと言っても 一生懸命 聴いてあげないと 相談している方は、 やはり消化不良になります。
子供の相談の場合には、 ホントに よく聴いてあげないといけません。 常に 「私は あなたのお話をちゃんと聴いていますよ~」というメッセージを出しながら お話を聴くことが大事です。
話している側は、 聴いている人の反応を見ながら、 お話を続けていきます。 時には、 聴いている人の質問で、ギクッとしたり 気づきが出てきたりします。
この気づきを促す聴き方ができれば、 聴き手として プロと言っていいと思います。
技法は いくつかありますが、 そんな技術よりも 心を開いて 関心を傾けて お話を聴くことが 大事です。
決して 聴き手側の勝手な解釈をしたり 批判をしたり 決め付けたりして 話を聴かないことです。
そういう時間を 家庭の中で 持ってくだされば、 さまざまなことが 解決できたり 問題にならなかったりするのではないでしょうか?
些細なことで家庭内の不穏な空気を作ってしまうのも もったいないなぁ~と思う時があります。
無責任なようですが、 相談事のほとんどが 解決策を 私から必要としている相談は ないと思っています。
答えは、 全て相談する方の中にあると思っています。
ですから 私の勝手な解釈や判断で 皆さんの答えが 間違った方向へいかないように お話を聴くことに 心を傾けています。
言うなれば、 私は相談する方の 心が映る「鏡」で あれば いい と思っています。
わからないことの情報提供は しますが、 最終的な判断や結論は 皆さんの心の中に委ねられています。
自分でも よくわからなくなったという方は、 ご相談ください。
お話しているうちに だんだん心の整理がついてくると思います。
中には 涙を流して それで浄化(カタルシス)されることもあります。
決して 解決のない悩みは ないと思っています。
思い悩んでも 振り返れば、 懐かしく思える時が 来ると思います。
少しでもお手伝いが できれば、 嬉しいです。
河竹会ブログ