河竹会ブログ

成長の過程

 昨日の中学3年生の授業でのことです。 

 私は 社会の授業をしました。 社会の授業では、 先週 宿題のやり方や 勉強のやり方を どうしたら 頭にはいるようにできるか、 考えながら してくるように 指示をしていました。 

 そして 小テストも 課題として 出していました。 

 夏の集中講義以来のことでしたので、 どうかな~?と 思いながら、 試験を実施してみました。 

 小テストは、 残念ながら 満点が 一人もいませんでした。 

 最高点は、 Bクラスの生徒でした。 

 宿題は、 3回やってくるという指示に対して、 4回やってきた生徒がいました。 理由を聞くと、 3回では 頭に入らなかったからと答えました。 

 また 答え合わせのペンの色が違っている生徒がいました。 意味があるのか?と聞くと、 赤ペンで訂正したところは、 完全に間違った問題、 緑のペンで修正しているところは、 解く時に自信がなくて まとめを読んでから 答えた問題だと答えました。 

 自分で できるところとできないところの識別をしているのです。 

 4回解いてきた生徒も 答え合わせのペンの色を変えてきた生徒も、 Bクラスの生徒でした。 

 自分なりの工夫と どうにかして 点数を上げたいという意識の現われだったと思います。 

 私は とても嬉しく思いました。 

成績が悪いから、 どうせやってもダメだ― とあきらめるのではなく、 なんとかして 成績を上げて 志望校に合格したいという 意識を 形として見えるものに 表してきたのは、 大きな変化です。 

 先週の私の話を聞いて、 しっかりと 取り入れてきたとこが、 素晴らしいと思います。 

 今 どんなに成績が悪くても、 どんなに第一志望校と成績が かけ離れていても、 希望を失わず 努力を続けることが 大事です。 

 むしろ 成績が悪いから がんばるんだ! と 思う積極的な 気持ちが大事です。 

 伸びていく人の資質は、 素直なこと。 他の人の 言うことや いいと言われることに 耳を傾け、 その指示に従っていける人は、 成績も人間性も 成長していけます。 

 自分なりの やり方で 通していけることも ありますが、 行き詰ったら 教えを請うのです。 
いつまでも 固執していると、 時間ばかりが経過して 何も結果が出てきません。 

 柔軟に対応していける人は、 伸びていきます。 

 成績は、 勉強した時間や集中した密度に比例して 伸びていきます。 同じ勉強時間を費やすのであれば、 2倍3倍の効果が得られるように、 勉強のやり方も考えながら、 集中してやっていきましょう。 

 昨日は 一人一人の宿題を見ながら、 皆さん各自の課題を考えました。 そして アドバイスしていきました。 中には涙を流す生徒もいました。 悔しくて 不安で仕方がないのです。 

私も寝る前に 頭の中から 一人一人の課題がずっと離れませんでした。  

 勉強している皆さんにも 今まだ勉強していない皆さんにも、 私は 「勉強は、 未来を開く。 勉強は、 決して自分を裏切らない」と 言いたいです。 

 入試が終わった時に、 もっとやっておけばよかった! という後悔よりも やってて 本当によかったと思える 喜びと自信に包まれている 自分を イメージしてもらいたいと思います。 

 今は 本当に合格できるのだろうか? という不安な気持ちに 苛まれているかもしれませんが、 不安は 勉強することでしか 解消されません。 不安を勉強するという行為に結び付けて、 不安から自信へと 導きましょう。 

 必ず できます。 必ず うまくいきます。 必ず 合格します。 

 思いを勉強にぶつけてください。 

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