河竹会ブログ

勉強できる喜び

 昨日の授業も充実していました。 何日か前に 中学1年生の 村野君が 百点をとったことを ご紹介しました。 
 
 昨日は、 もう一人 3週間かかりましたが、 百点をとれた 生徒がいます。 長橋くん です。 

 実は こういうふうに がんばってほしいという エールを込めて 村野君を ブログで 紹介しました。 
 長橋君 にも 必ず できるよ!という 私なりのメッセージ だったのです。 

 ようやく 長橋君を 紹介できて 私は とても 嬉しく思います。 
 
 昨日は、 授業の中では 百点が取れませんでした。 でも 間違い方が 勉強の足跡が見られる 間違い方でした。 

 これなら…と 判断し、 昨日は 急きょ 残して、 少々 勉強時間をあげて、 私も覚え方をチェックし 再テストをしました。 

               

 ほら~ できた! 満面の 笑みで とても 嬉しそうです! よかったね? よく がんばりました―

               

その気持ちを 忘れないで下さいねー

 中学2年生の授業は、 「将来の夢」という テーマで 英文を4文書くというのが、 昨日の宿題にありました。 
 その中で、 不定詞を必ず1回使うというのが、 条件です。 

 I want to be a ~ .  

 ちゃんと 言ってくれるかな?と 少々心配していましたが、 みんな 立派に答えてくれました。 

 一人一人 夢が あるのです。 プロ野球選手(阪神タイガース!って決めてます!野球ラッキー)、 歌手、 コック、 美容師、 作家、 作曲家、 獣医、 …

 本当に 素晴らしい~ 拍手! ある生徒に 聞きました。
 
「君は 何になりたいの?」 

「先生、 学者って 英語で なんと言うのですか?」 

「scholarよ」

「じゃ、 I want to be a scholar . 」

「Great!!」 「 でも 何の学者さん?」と聞いたら、 
「恐竜の化石や 恐竜が埋まっている地層を研究したい」と答えました。 

 きちんとした 目的が ある学者なのです。 なんて 素晴らしいのでしょう! 彼の 夢がかなうように 私も 全力で応援したいと思いました。 

 夢を持つって 大事です。 夢が あるって 幸せです。 夢にむかっていける 環境が あることは、 もっと幸せなことです。 

 私が ケニアを 訪れた時、 とても 楽しい経験の連続でした。 しかし ケニアを訪ねる 一週間前に 偶然に テレビでケニアのスラム街を特集した番組が あっていました。 ケニアのナイロビ郊外(ナイロビはケニアの首都です)の 最貧層が暮らす 地域です。 

 そこで いわゆるストリートチルドレンが 今日の生活を支えるために、 ゴミをひろい その中で 売れるものは売り、 食べられるものは食べていました。 子供だけでわずかの面積がある小屋の中で折り重なるように 眠り暮らしているのです。

 その小屋も いつ追われるかわかりません。 ギリギリの生活を送っている7歳~15歳の少年達です。 

 彼らに 夢は ありません。

 私は 楽しい 旅行でしたが、 その少年達の映像が 目に焼きついて 離れませんでした。 私達のガイドをして下さった デイビッドさんに 私がテレビで見たことを 伝えました。 彼は とても 驚いた表情で 私を見ました。 私が 詳しいと 思ったようです。 でも テレビで見たことが全てでしたので、 取り立てて 興味関心があったわけではありません。

 私は、 現実が知りたいと思っただけだったのです。  

 私が映像で見たことは、 ほぼ その通りで そういう 貧困層を抱えている事が、 発展目覚しいケニアの問題でもあったのです。 

 旅行の最終日 近くに その スラム街が見えるところを 通りました。 見るからに 粗末な 建物が、 アフリカの赤茶けた大地の煙るような空気の中で 延々と 続いていました。 この中に あの少年達がいるのだ!と思うと、 日本で見た映像が、 私に現実感をもって迫ってきました。

 その 少年達に比べれば、 日本の環境がいかに恵まれているか 私は そんなことを 言うつもりはありません。 

 それは、 少年達を どこか 哀れんだり 差別的に見てしまいそうな自分を認めたくないからです。 

 でも 事実として 勉強できる環境があることは、 ありがたいことです。 あたり前と思っているとすれば、 それは違います。 勉強できるように 日本が平和で豊かであること、 両親がいること あるいは 自分を愛してくれる誰かがいること、自分の夢を追えること って なんて 素敵なことでしょう~ 

 皆さん、 夢を追いましょうね? そして 実現させましょう~ 

 その前に ちょっとだけ 振り返って、 勉強できる環境を用意して下さっている お父さん・お母さんに 感謝の気持ちを持ってくださいね。 

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