河竹会ブログ

ノーサイド

 11月19日(日)は、 高校ラグビーの長崎県代表を選ぶ決勝戦がありました。 長崎北陽台 VS 長崎北 どちらも伝統校です。 実力は伯仲。 どちらが勝ってもおかしくない試合でした。 

 延長戦の末、 長崎北がトライを決め ノーサイド― どちらのチームも泣いていました。 特に長崎北は、 号泣していました。 この試合にきっとかけていたのでしょう。 

 でも私の気持ちは複雑でした… 北陽台高校のラグビー部の3年生と長崎北校のラグビー部の2年生が河竹会に在籍しているのです。 「どちらにも勝たせたい。 どちらにも負けて欲しくない。」 

 しかし、 勝負は非情ですね? どちらかが勝ち、 どちらかが負けるのです。 

 どちらの高校生もこれまでラグビーを頑張りながら、 勉強もしてきた子ども達です。 努力が実って欲しいというのが、 じっと彼らが中学生の頃から見つめてきた大人の一人としての正直な感想です。 

 勝った長崎北校には、 負けた北陽台高校の分も花園で頑張ってきて欲しいと思います。 

 長崎北陽台の生徒は、 この試合の後、 夜の便で大学受験に旅立って行きました。 夜のフライトで何を考えたでしょうか? 

 長崎北陽台の皆さんには、 新しいステージが始まっています。 

 勝者にも敗者にも、 一つの結果の後には、 新たな始まりがあります。 一歩一歩前に進んで、 たくましく成長していって欲しいと思います。 
人生のノーサイドが鳴るまで…

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