先週 中学3年生の皆さんに 映画「ビリギャル」を見せました。
ご存知の皆さまが多いと思いますが、 ストーリーは偏差値30台の学年最下位の生徒が、 偏差値40上げて慶応大学に合格した実話です。 偏差値30台はなかなかのものです。 かつて河竹会にも そういう生徒は、 いました。
今は その生徒さん、 立派に成長して イギリスのオックスフォード大学を卒業して 英語を駆使する国際派のビジネスマンになっています。 ですからビリギャルの映画は、 決して絵空事ではないと実感しています。
中学3年生の皆さんに見てもらったのは、 もちろんモチベーションUPのためです。 この時期になると あきらめに入ってしまって、 さっさと志望校を下げてしまう生徒さんがいます。 しかし それは とても もったいないことです。 逆に そういう生徒さんがいる中で 脱落しないで残ることで合格の可能性が上がってくるというものです。
自分の目標を 最後まで貫くしぶとさが、 合格をもたらします。
映画は、 あくまで 「つくりもの」と思うかもしれません。 「ビリギャル」を見た後、 ビリギャルを指導した実在の先生の映像も生徒の皆さんに見せました。
皆さん、 身を乗り出して 見ていました。
自分にも 起こりうる奇跡かも? いや 実現可能な目標かも? と感じてもらえれば、 嬉しいことです。
長年 受験指導をしてきて 感じるのは、 最後は「心の強さ」ということです。 人の学力なんて 知れたがものです。 何回も繰り返し練習すれば、 ある程度のことはできます。 ただ そこまで根気よくやれるかどうか? それは、 その生徒さんの 「心の持ちよう」や「忍耐強さ」や「集中度」によります。
最近は、 我慢強さに欠ける生徒さんが増えているのが、 残念です。 「ビリギャル」のさやかちゃんのように カラオケ行ってても テキスト開いて~なんて根性、 ギャルなりの軽さかもしれませんが、 見上げたものです。
私は「ビリギャル」を見てて、 とても感銘を受けたことが2つあります。
一つは、 主人公さやかちゃんの素直さです。 もう一つは、 自分ができないことをオープンにしていることです。 できないことを恥ずかしがって隠すのは、 一番伸びない資質です。
伸びるためには、 できないから勉強する! できないから教えてもらう! そういう素直さとオープンマインドな心が大切です。
それを皆さん、 感じ取っていただけたでしょうか?
さやかちゃんになるのは、 今度は あなたです。