河竹会ブログ

京都にて

竹田は、 今年から勉強している幼児教育を学びに 京都へ行ってきました。

長崎を発ったのは、 4日(土)の朝です。

お天気は、 雨。

でも 大阪→京都は、 晴れていました。

この日は、 レクチャーの前に 実際に講師の先生が教えていらっしゃる場面を 見学させていただきました。

先生は、 0歳児から教えていらっしゃいます。

土曜日の生徒さんは、 まず3歳の初めての生徒さんでした。

 

とってもかわいらしくて、 お勉強するの?と 聞きたくなるくらいです。

こちらの学習塾は、 お勉強と言っても 鉛筆を握ってではなく、 まずは遊びの中から 数の意味・量的感覚の把握、 そして そのことを自分の言葉で説明することによって 全体や空間把握などを会得させることを 目標として授業を実施されています。

数の意味や量的感覚や空間把握・全体の意味などというのは、 実は 全ての学習の根幹です。

これが体得できているお子さんは、 将来の伸びしろ大きく、 しかも この先の勉強の理解が格段に速く進んでいきます。

人が一番伸びる時期というのは、 実は 生後40か月と言われています。 3歳半ぐらいまでのうちに 能力が決定するというわけです。

河竹会で教えていて、 どう解決していけばいいのか?という学力面での対応策を悩んだ末、 行きついたのが この幼児段階での学習でした。

京都の この学習塾の先生は、 30年ほど幼児教育に携わってこられています。

非常にユニークでありながら、 とてもわかりやすく、 拝見していて感動を覚えます。

3歳のお子さんは、 図形のお勉強をしていきます。

そして 出来上がった形を 金づち(かわいい)とビスで コルク板に打ちつけていきます。

 

金づちを使いながら、 上手に出来上がりました。

この制作過程の途中で、 先生は わざと生徒さんの小さな手を 軽く 金づちで たたきました。

たたくと痛いよね~  手を打たないように気を付けようね~と声をかけていきます。

なるほど! 危険防止の学習をさせているのです。 と同時に 人に 金づちで打ったりしないようにという意味も 含めて教えているのです。 自分に向かう痛みは、 人へ向けてはならないーいじめ防止にもつながる教えです。

奥が深いですね。

もう少し お兄ちゃん、 お姉ちゃんになると 大工仕事をしています。

木材を使って、 箱や引き出しを作ります。

先生の指導の下、 のこぎりや器具を使って、 上手に作っています。

これは 製図段階で、 つなぎ目部分の のりしろ部分の計算をして制作するので、 頭を使います。

そして 手指をつかいますので、 脳の発達に良い影響を与えます。

学習塾で このような勉強を楽しく生徒さんがしているのが、 とても新鮮で なるほど!と 膝打つ思いがしました。

2回目の授業見学でしたが、 今回もまた 勉強になりました。

いいことは、 河竹会の授業にも取り入れたいと思いました。

でも もう少し 勉強と準備が必要です。

勉強することは、 おもしろいことです。

人の未来を明るくする勉強は、 楽しいものです。

明日は、 講習会について書きます。

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